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RTX3000シリーズ(3080/3070/3060等)の価格・性能は?徹底比較まとめ

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RTX3000シリーズは1世代前のGPUであるものの、価格がリーズナブルな製品が多いので、現在でもエントリー・ミドルクラスのゲーミングPCに搭載されています。

RTX 3080・3070・3060等のさまざまな種類のモデルが販売されているので、GPU選びで迷う方も多いですよね。

そこで今回は、RTX3000シリーズの各GPUモデルの特徴や最適な用途について、詳しく解説していきます。

最新モデルであるRTX4000シリーズのGPUとの性能・価格の違いや、RTX2000シリーズから追加された機能についても説明します。

RTX 3000シリーズのGPUの特徴・性能や価格を知りたい方は、ぜひ続きの内容を読み進めてみてください。

目次

 RTX3000シリーズの特徴

RTX3000シリーズは以下の9種類のGPUを指し、製品ごとに処理能力が大きく異なるので、モデルにより最適な用途が異なります。

  • RTX 3090 Ti
  • RTX 3090
  • RTX 3080 Ti
  • RTX 3080
  • RTX 3070 Ti
  • RTX 3070
  • RTX 3060 Ti
  • RTX 3060
  • RTX 3050

今回は、各価格帯のRTX3000シリーズのGPUの特徴・用途について、比較表を活用しながら詳しく解説していきます。

項目RTX 3090 TiRTX 3090RTX 3080 Ti
アーキテクチャAmpereAmpereAmpere
CUDAコア数10,75210,49610,240
ベースクロック1,670 MHz1,395 MHz1,365 MHz
ブーストクロック1,860 MHz1,695 MHz1,665 MHz
GPUメモリGDDR6X 24GBGDDR6X 24GBGDDR6X 12GB
メモリクロック21 Gbps19.5 Gbps19 Gbps
メモリバス384-bit384-bit384-bit
メモリバス帯域幅1,008GB/s936 GB/s912 GB/s
RTコア数848280
Tensorコア数336328320
TDP450W350W350W
補助電源3 x 8-pin2 x 8-pin2 x 8-pin
PassMarkスコア29,82126,87327,406
価格$1,999$1,499$1,199
発売日2022年3月29日2020年9月17日2021年6月10日
RTX3000シリーズ(ハイエンドモデル)の性能比較表

高価格帯のGPUであるRTX 3090 Ti・RTX 3090・RTX 3080 Tiは、処理性能が非常に高く4K解像度でも快適に遊べるのが特徴です。

いずれのGPUも1万個以上のCUDAコアを持ち、RTX 3090シリーズでは24GBものGPUメモリを持ちます。

しかし、最新のGPUであるRTX 4070 Tiには及ばず、価格も非常に高価(16万円~28万円)でコスパが悪いです。

ゲーミングPCにも搭載されなくなっているので、処理性能にこだわる方はRTX4000シリーズの製品を選びましょう。

項目RTX 3080RTX 3070 TiRTX 3070
アーキテクチャAmpereAmpereAmpere
CUDAコア数8,7046,1445,888
ベースクロック1,440 MHz1,580 MHz1,500 MHz
ブーストクロック1,710 MHz1,770 MHz1,725 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GBGDDR6X 8GBGDDR6 8GB
メモリクロック19 Gbps19 Gbps14 Gbps
メモリバス320-bit256-bit256-bit
メモリバス帯域幅760 GB/s608 GB/s448 GB/s
RTコア数684846
Tensorコア数272192184
TDP320W290W220W
補助電源2 x 8-pin2 x 8-pin2 x 8-pin
PassMarkスコア25,39223,75722,456
価格$699$599$499
発売日2020年9月17日2021年6月9日2020年10月15日
RTX3000シリーズ(ミドルハイモデル)の性能比較表

中価格帯のGPUであるRTX 3080・RTX 3070 Ti・RTX 3070は、FPS・重量級ゲームも問題なく遊べて、価格も7~10万円前後で購入できるのが特徴です。

コア数はRTX 3080 Ti以上の製品に比べると少ないものの、実用的な性能差は2~3割程度に抑えられています。

RTX 4070 Tiよりも処理性能が低いものの、価格的な優位性が残されているので、現在でもゲーミングPCに搭載される場合があります。

ハイエンドモデルであるRTX4000シリーズに手が届かないものの、4K解像度でもゲームをプレイしたい方におすすめです。

項目RTX 3060 TiRTX 3060RTX 3050
アーキテクチャAmpereAmpereAmpere
CUDAコア数4,8643,5842,560
ベースクロック1,410 MHz1,320 MHz1,552 MHz
ブーストクロック1,665 MHz1,777 MHz1,777 MHz
GPUメモリGDDR6 8GBGDDR6 12GBGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps15 Gbps14 Gbps
メモリバス256-bit192-bit128-bit
メモリバス帯域幅448 GB/s360 GB/s224 GB/s
RTコア数382820
Tensorコア数15211280
TDP200W170W130W
補助電源1 x 8-pin1 x 8-pin1 x 8-pin
PassMarkスコア20,52017,13712,698
価格$399$329$249
発売日2020年12月2日2021年2月26日2022年1月27日
RTX3000シリーズ(エントリーモデル)の性能比較表

低価格帯のモデルであるRTX 3060 Ti・RTX 3060・RTX 3050は、4K解像度で遊ぶには力不足ですが、4~6万円程度のリーズナブルな価格で購入できます。

TDPも130W~200W比較的小さく、シングル・デュアルファンモデルが充実しているので、ミニタワーPCにも付けやすいのもメリットです。

RTX 3070より下位のGPUでは、モデルごとの性能差が非常に大きく、RTX 3050とRTX 3060では実用性能に1.5倍もの差が出ます。

GPU性能比較(RTX 3050~RTX 3070)
RTX 3050
12,698
RTX 3060
17,137
RTX 3060 Ti
20,520
RTX 3070
22,456

価格の安さと処理性能を両立させたい方は、コスパに優れたRTX 3060・RTX 3060 Tiを選びましょう。

新世代(RTX4000シリーズ)との価格・性能の違いは?

2022年10月から、最新世代であるRTX4000シリーズが販売されたので、RTX3000シリーズとの性能差を知りたい方が多いですよね。
そこで今回は、比較表を活用して、新世代と旧世代の各種GPUの価格・性能の違いを分かりやすく解説します。

「RTX 3090」と「RTX 4090」の性能・価格比較

項目RTX 3090RTX 4090
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数10,49616,384
ベースクロック1,395 MHz2,235 MHz
ブーストクロック1,695 MHz2,520 MHz
GPUメモリGDDR6X 24GBGDDR6X 24GB
メモリクロック19.5 Gbps21 Gbps
メモリバス384-bit384-bit
メモリバス帯域幅936 GB/s1,008 GB/s
RTコア数82128
Tensorコア数328512
TDP350W450W
補助電源2 x 8-pin1 x 16-pin
価格$1,499$1,599
発売日2020年9月24日2022年10月12日
「RTX 3090」と「RTX 4090」の性能比較表

最新世代のフラッグシップGPUであるRTX 4090は、RTX 3090よりもTDPが100W大きいものの、約1.5倍のコア数とクロック数を持ちます。

両者のメモリ性能はそれほど大きな差はありませんが、RTX 4090の方がメモリクロック・帯域幅で8%ほど優れています。

コア数・クロック数による処理性能の違いを、PassMarkスコアで分かりやすく比較してみました。

GPU性能比較(RTX 3090 vs RTX 4090)
RTX 3090
26,873
RTX 4090
39,477

新型のRTX 4090は、旧型のRTX 3090の約1.5倍のスコアを持ち、圧倒的に高い処理性能を持つことが分かります。

次に新型と旧型のGPUの実売価格の差を比べてみたところ、旧型の方が10万円以上安いですが、コスパの面ではRTX 4090の方が優れています。

GPUモデル価格
RTX 3090$1,499
グラボの販売価格:195,522円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 4090$1,599
グラボの販売価格:308,900円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3090」と「RTX 4090」のPassMarkスコア・販売価格比較表

「RTX 3080」と「RTX 4080」の性能・価格比較

項目RTX 3080RTX 4080
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数87049728
ベースクロック1440 MHz2205 MHz
ブーストクロック1710 MHz2505 MHz
GPUメモリGDDR6X 10GBGDDR6X 16GB
メモリクロック19 Gbps22.4 Gbps
メモリバス320 bit256 bit
メモリバス帯域幅760 GB/s716.8 GB/s
RTコア数6876
Tensorコア数272304
TDP320W320W
補助電源2x 8-pin1×16-pin
価格$699$1199
発売日2020年9月17日2022年11月16日
「RTX 3080」と「RTX 4080」の性能比較表

RTX 4090に次いで高性能なRTX 4080では、コア数はRTX 3080と1割程度しか変わりませんが、クロック数は50%以上の差が付いています。

RTX 4080の方がGPUメモリの容量が6GB大きく、メモリクロックも2割程度高いですが、メモリバスの面ではRTX 3080の方が優れています。

RTX 3080とRTX 4080のスペックの違いを、PassMarkスコアに換算して分かりやすくまとめてみました。

GPU性能比較(RTX 3080 vs RTX 4080)
RTX 3080
25,392
RTX 4080
35,178

RTX 4090の場合と同様に、新型と旧型の性能差が非常に大きく、RTX 4080とRTX 3080で約1.4倍ものスコア差が付きました。

価格に関しては、RTX 3080の方が圧倒的に安く、RTX 4080の半額程度の価格で購入できることが分かります。

GPUモデル価格
RTX 3080$699
グラボの販売価格:89,800円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 4080$1199
グラボの販売価格:169,980円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3080」と「RTX 4080」のPassMarkスコア・販売価格比較表

「RTX 3070 Ti」と「RTX 4070 Ti」の性能・価格比較

項目RTX 3070 TiRTX 4070 Ti
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数6,1447,680
ベースクロック1580 MHz2310 MHz
ブーストクロック1770 MHz2610 MHz
GPUメモリGDDR6X 8GBGDDR6X 12GB
メモリクロック19 Gbps21 Gbps
メモリバス幅256bit192bit
メモリバス帯域幅608GB/s504 GB/s
RTコア数4860
Tensorコア数192240
TDP290W285W
補助電源2x 8-pin1x 16-pin
価格$599$799
発売日2021年6月10日2023年1月5日
「RTX 3070 Ti」と「RTX 4070 Ti」の性能比較表

RTX 3070 TiとRTX 4070 Tiでは、メモリバス(帯域)幅だけは旧式が勝っていますが、他の性能は新型の方が優れています。

最新のGPUであるRTX 4070 Tiは、RTX 3070 Tiに対して1.5倍のベースクロック・メモリ容量を持ち、コア数も20~25%ほど多いです。

RTX 3070 TiとRTX 4070 Tiの総合的な性能の差を、PassMarkスコアにして簡潔に表してみました。

GPU性能比較(RTX 3070 Ti vs RTX 4070 Ti)
RTX 3070 Ti
23,757
RTX 4070 Ti
31,270

上位機種よりも差が縮まりましたが、新世代と旧世代で30%以上のスコアの差があり、RTX 4070 TiでもRTX 3090を大きく上回ります。

RTX 4070 Tiの方が5万円ほど高価なものの、DLSS3を使えば4K画質でも快適に遊べるので、コストパフォーマンスは悪くありません。

GPUモデルPassMarkスコア価格
RTX 3070 Ti23,757$599
グラボの販売価格:68,171円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 4070 Ti31,270$799
グラボの販売価格:118,000円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3070 Ti」と「RTX 4070 Ti」のPassMarkスコア・販売価格比較表

「RTX 3070」と「RTX 4070」の性能・価格比較

項目RTX 3070RTX 4070
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数58885888
ベースクロック1500 MHz1920 MHz
ブーストクロック1725 MHz2475 MHz
GPUメモリGDDR6 8GBGDDR6X 12GB
メモリクロック14 Gbps21Gbps
メモリバス256-bit192-bit
メモリバス帯域幅448 GB/s504 GB/s
RTコア数4646
Tensorコア数184184
TDP220 W200W
補助電源1 x 12-pin1 x 8-pin
価格$499$599
発売日2020/10/292023/4/13
「RTX 3070」と「RTX 4070」の性能比較表

RTX 4070では、RTX 3070と全く同じコア数を持つのが特徴ですが、新世代のアーキテクチャによりクロック数と省電力性が高められています。

メモリ容量も12GBに増えているものの、メモリバス帯域幅が削られていて、4K動画等の大容量データを送信しづらい欠点があります。

今回は、クロック数とメモリの違いによるRTX 3070とRTX 4070の性能差を、PassMarkスコアを活用して分かりやすく比較しました。

GPU性能比較(RTX 3070 vs RTX 4070)
RTX 3070
22,456
RTX 4070
25,727

RTX 4070 Tiと比較した場合と異なり、性能差はそれほど大きくなく、RTX 4070とRTX 3070で15%程度の差にとどまっています。

価格はRTX 4070の方が3割ほど高いので、自作PCを作成する場合はRTX 3070の方がコスパに優れています。

GPUモデルPassMarkスコア価格
RTX 307022,456$499
グラボの販売価格:64,800円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 407025,727$599
グラボの販売価格:85,780円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3070」と「RTX 4070」のPassMarkスコア・販売価格比較表

「RTX 3060 Ti」と「RTX 4060 Ti」の性能・価格比較

項目RTX 3060 TiRTX 4060 Ti
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数4,8644352
ベースクロック1,410 MHz2,310 MHz​
ブーストクロック1,665 MHz2,535 MHz
GPUメモリGDDR6 8GBGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps18 Gbps
メモリバス256 bit128 bit
メモリバス帯域幅448 GB/s288 GB/s
RTコア数3834
Tensorコア数152136
TDP200W160 W
補助電源1 x 8-pin1 x 8-pin
価格$399$399
発売日2020年12月2日2023/5/24
「RTX 3060 Ti」と「RTX 4060 Ti」の性能比較表

RTX 4060 Tiでは、メモリバスがなんとRTX 3060 Tiの半分しかなく、帯域幅に関しても2/3程度に抑えられています。

GPUクロックは1.5倍程度あるものの、CUDAコア数も1割程度減っているので、RTX 3060 Tiよりも性能が低下しているように見受けられます。

RTX 3060 TiとRTX 4060 Tiのどちらが優れているか、PassMarkスコアで比較を行ってみました。

GPU性能比較(RTX 3060 Ti vs RTX 4060 Ti)
RTX 3060 Ti
20,520
RTX 4060 Ti
22,405

PassMark上のスコアでは、1割程度RTX 4060 Tiの方が優れています。

しかし、メモリバス幅を絞った影響で、4K解像度の実用性能はRTX 3060 Tiより低くなる場合があります。

RTX 4060 Tiとの価格差が3,000円程度まで縮まったものの、汎用性を重視する方はRTX 3060 Tiを選んだ方がいいです。

GPUモデルPassMarkスコア価格
RTX 3060 Ti20,520$399
グラボの販売価格:54,800円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 4060 Ti22,405$399
グラボの販売価格:58,480円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3060 Ti」と「RTX 4060 Ti」のPassMarkスコア・販売価格比較表

「RTX 3060」と「RTX 4060」の性能・価格比較

項目RTX 3060RTX 4060
アーキテクチャAmpereAda Lovelace
CUDAコア数35843072
ベースクロック1320 MHz1830 MHz
ブーストクロック1780 MHz2460 MHz
GPUメモリGDDR6 12GBGDDR6 8GB
メモリクロック14Gbps17Gbps
メモリバス192-bit128-bit
メモリバス帯域幅360 GB/s288 GB/s
RTコア数2824
Tensorコア数11296
TDP170 W115 W
補助電源1 x 8-pin1 x 8-pin
価格$329$299
発売日2021年2月26日2023年6月29日
「RTX 3060」と「RTX 4060」の性能比較表

RTX 3060の次世代モデルであるRTX 4060は、メモリバス帯域幅・コア数が2割程度削られているものの、1.5倍のクロック数を持ちます。

また、TDPが115WとRTX 3060に比べて圧倒的に小さく、コンパクトなシングルファンモデルが存在するのが特徴です。

RTX 3060とRTX 4060の総合的な処理性能の差を、PassMarkスコアに直して分かりやすくまとめてみました。

GPU性能比較(RTX 3060 vs RTX 4060)
RTX 3060
17,137
RTX 4060
20,033

RTX 4060 Tiの場合と同様に、世代間のスコアの差は15%程度と比較的小さく、4K解像度の実用性能は高くないのが特徴です。

価格はRTX 3060の方が3,000円ほど安いですが、FPSゲームを行うには少し力不足なので、Apexやフォートナイトを遊ぶ方はRTX 4060の方がおすすめです。

GPUモデルPassMarkスコア価格
RTX 306017,137$329
グラボの販売価格:38,800円~
(※2023年11月時点の価格)
RTX 406020,033$499
グラボの販売価格:41,980円~
(※2023年11月時点の価格)
「RTX 3060」と「RTX 4060」のPassMarkスコア・販売価格比較表

旧世代(RTX2000シリーズ)との違いは?

旧世代のRTX2000シリーズでは、以下の6種類のGPUが存在しますが、コスパが悪いため現在では廃盤になりました。

  • RTX 2080 Ti
  • RTX 2080 SUPER
  • RTX 2080
  • RTX 2070 SUPER
  • RTX 2060 SUPER
  • RTX 2060

今回は、型落ちモデルであるRTX2000シリーズの製品の特徴を比較表で解説した上で、RTX3000シリーズだけに搭載されている技術を紹介します。

項目RTX 2080 TiRTX 2080 SUPERRTX 2080
アーキテクチャTuringTuringTuring
CUDAコア数4,3523,0722,944
ベースクロック1,350 MHz1,650 MHz1,515 MHz
ブーストクロック1,545 MHz1,815 MHz1,800 MHz
GPUメモリGDDR6 11GBGDDR6 8GBGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps15.5 Gbps14 Gbps
メモリバス352-bit256-bit256-bit
メモリバス帯域幅616 GB/s496 GB/s448 GB/s
RTコア数684846
Tensorコア数544384368
TDP250W250W215W
補助電源2 x 8-pin1 x 8-pin + 1 x 6-pin1 x 8-pin + 1 x 6-pin
PassMarkスコア21,90019,55818,792
価格$999$699$699
発売日2018年9月20日2019年7月23日2018年9月20日
RTX2000シリーズ(上位モデル)の性能比較表

最上位モデルであるRTX2080シリーズには、RTX 2080 Ti・RTX 2080 SUPER・RTX 2080の3種類があり、RTX 3060Ti~3070相当の処理性能を持ちます。

販売価格は10万円以上と高価で、RTX3070の方が安く買えるので、現在ではグラボ・GPUと共に取り扱われていません。

項目RTX 2070 SUPERRTX 2060 SUPERRTX 2060
アーキテクチャTuringTuringTuring
CUDAコア数2,5602,1761,920
ベースクロック1,605 MHz1,470 MHz1,365 MHz
ブーストクロック1,770 MHz1,650 MHz1,680 MHz
GPUメモリGDDR6 8GBGDDR6 8GBGDDR6 6GB
メモリスピード14 Gbps14 Gbps14 Gbps
メモリバス256-bit256-bit192-bit
メモリバス帯域幅448 GB/s448 GB/s336 GB/s
RTコア数403430
Tensorコア数320272240
TDP215W175W160W
補助電源1 x 8-pin + 1 x 6-pin1 x 8-pin1 x 8-pin
PassMarkスコア18,23616,60914,078
価格$499$399$349
発売日2019年7月23日2019年7月23日2019年1月15日
RTX2000シリーズ(下位モデル)の性能比較表

RTX2000シリーズのミドルレンジモデルにあたる、RTX 2070 SUPER・RTX 2060 SUPERでは、RTX 3060並のPassMarkスコアを持ちます。
しかし、RTX 3060に比べて高価でコスパが悪いので、RTX 2080シリーズと同様に廃盤になりました。

RTX 2060はRTX 3060に比べると性能が劣りますが、4万円程度で購入できるので、現在でもRTX 2060搭載のグラボが販売されています。

トランジスタが12nmから8nmに微細化されている

従来のRTX2000シリーズでは、12nmのトランジスタからなる、Turingアーキテクチャが搭載されていました。

RTX3000シリーズになり、Ampereアーキテクチャが採用されたことで、トランジスタが12nmから8nmまで微細化しました。

最新世代であるRTX4000シリーズほど大きな差はありませんが、処理性能が向上していて、ワットパフォーマンスも15%ほど改善されています。
(ただし、DDR6Xが搭載されたRTX 3070 Ti以上のモデルは電力効率が悪くなります。)

GPUモデルPassMarkスコアTDPスコア / TDP
RTX 206014,078160W88.0
RTX 306017,137170W100.8
「RTX 2060」と「RTX 3060」のTDP・ワットパフォーマンス比較表

1.5倍のレイトレ性能を持つ第2世代RTコアを搭載している

RTXシリーズは、リアルタイムレイトレーシングに対応していて、光の屈折や反射の細かい演算を行えるのが特徴です。

しかし、RTX2000シリーズではRTコアの性能が低く、レイトレーシングを有効にすると大幅にフレームレートが落ちるので、あまり活用されていませんでした。

RTX3000シリーズでは、1.5倍のレイトレ性能を持つ第2世代RTコアが搭載されているため、レイトレーシング機能を利用したい方におすすめです。

上位モデルでは「GDDR6X」メモリが使われている

RTX 3070 Tiより上位のモデルでは、転送速度の速いGDDR6Xが採用されていて、GDDR6に比べて30%以上スピードが改善されます。

しかし、消費電力も大幅に向上し、コア数が5%しか増えていないのにも関わらず、TDPが70Wも高まるのが欠点です。

項目RTX 3070 TiRTX3070
CUDAコア数61445888
RTコア数4846
Tensorコア数192184
GPUメモリGDDR6X 8GBGDDR6 8GB
メモリクロック19 Gbps14 Gbps
メモリバス256 bit256 bit
メモリバス帯域幅608 GB/s448 GB/s
TDP220W290W
「RTX 3070 Ti」と「RTX 3070」の性能比較表

「DLSS 2」に対応していて精度よく画像処理を行える

DLSS(ディープラーニング スーパーサンプリング)とは、人工知能を活用して深層学習を行い、解像度を疑似的に高める画像処理技術を指します。

4K解像度のフレームレートを上げるのに役立ちますが、従来の初代DLSSでは精度が低く、画質がよくありませんでした。

RTX3000シリーズは標準状態で「DLSS 2」に対応していて、精度よく画像処理を行えるため、4K解像度でも快適に遊べます。
(最新のDLSS 3は演算能力が求められるので、RTX4000シリーズのみ対応しています。)

「PCIe 4.0」に対応したインターフェイスを持つ

PCIeとはデータの転送に関する通信規格であり、RTX3000シリーズの製品では、「PCIe 4.0」と呼ばれるインターフェイスに対応しています。

PCIe 3.0に比べて1.5倍の速度差を持ちますが、実用性能は誤差程度しか変わらず、フルHDでは恩恵をほとんど受けられません。

大容量の画像データが送信された時に遅延が生じづらくなるので、4K解像度まで画質を高めると、動作の安定性に少しいい影響を及ぼします。

新しい映像出力規格である「HDMI 2.1」に対応している

PCモニターに映像を映し出すために使われるHDMIにはいくつか規格があり、RTX3000シリーズのGPUは最新の「HDMI2.1」に対応しています。

ケーブル規格転送速度上限リフレッシュレート
(フルHD解像度)
上限リフレッシュレート
(フルHD解像度)
上限リフレッシュレート
(4K解像度)
HDMI2.018GB/s240Hz144Hz60Hz
HDMI2.148GB/s240Hz240Hz120Hz
(圧縮時240Hz)
DisplayPort1.432.4GB/s240Hz165Hz120Hz
(圧縮時144Hz)
映像出力規格の転送速度・リフレッシュレート比較表

DisplayPort1.4よりも転送速度が速く、WQHD解像度で240Hzのリフレッシュレートを実現できる上に、モニターの電源を切ってもDirectXを使ったアプリが落ちる危険性もありません。

AV1ビデオコーデックにも対応していて高画質な動画を編集できる

最新のビデオコーデックであるAV1(AOMedia Video 1)は、H.265に比べて圧縮率が高いので、4K動画を編集しても重くなりづらいです。

RTX3000シリーズであればAV1ビデオコーデックに対応しているため、高画質な動画の編集も行えます。

しかし、符号化処理(エンコード)の負荷が非常に重いので、動画の圧縮を行うのに長い時間がかかるのが欠点です。

YouTubeの4K動画をAV1で編集したい方は、AV1エンコーダーが2基搭載されたRTX 4080・RTX 4080を選びましょう。

新しい補助電源コネクタ(12・16pin)が限定モデルに搭載されている

RTX3000シリーズでは、8ピン2個分の電力を供給できる、12pinの補助電源コネクタが限定モデル(Founders版)に搭載されています。

12pin1つで450Wまで電源を供給できますが、450WのTDPを持つRTX 3090 Tiに対しては供給電力が足りません。

そのため、RTX 3090 Tiでは、最大600Wの電力供給を行える12+4ピン(16pin)コネクタが採用されています。

12pinコネクタを利用するには、専用の変換ケーブルが必要になりますが、新品のGPUに同梱されているので別途購入せずに使えます。

RTX3000シリーズの価格・性能比較まとめ

ここでは、RTX3000シリーズの各種GPUの特徴・性能・価格を、比較表を使って詳しく解説します。
ゲーミングPCに搭載するGPUを決められずに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

RTX 3090 Ti:3000シリーズの中では最強だがコスパが悪い

項目RTX 3090 Ti
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数10,752
ベースクロック1,670 MHz
ブーストクロック1,860 MHz
GPUメモリGDDR6X 24GB
メモリクロック21 Gbps
メモリバス384-bit
メモリバス帯域幅1,008GB/s
RTコア数84
Tensorコア数336
TDP450W
補助電源3 x 8-pin
PassMarkスコア29,821
販売価格267,102円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2022年3月29日
「RTX 3090 Ti」の性能表

RTX 3090 Tiは、RTX 3000シリーズの中で最強の性能を誇りますが、RTX 3090の1.1倍程度の性能しか持ちません。

フラッグシップモデルなので価格が非常に高く、25万円以上かかるので気軽に購入できないのがデメリットです。

最新世代のRTX 4070 Tiの方が処理性能が優れている上に、RTX 3090の半分以下の値段で購入できるので、RTX 4000シリーズの製品を選びましょう。

RTX 3090:NVLink SLIに対応したハイエンドGPU

項目RTX 3090
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数10,496
ベースクロック1,395 MHz
ブーストクロック1,695 MHz
GPUメモリGDDR6X 24GB
メモリクロック19.5 Gbps
メモリバス384-bit
メモリバス帯域幅936 GB/s
RTコア数82
Tensorコア数328
TDP350W
補助電源2 x 8-pin
PassMarkスコア26,873
販売価格196,777円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2020年9月17日
「RTX 3090」の性能表

2枚のグラボを使って性能を高める「NVLink SLI」に対応していて、同じRTX 3090搭載グラボを差し込むと、さらに処理性能が上がるのが特徴です。

しかし、NVLink SLIを使うのにRTX 4090を超えるコストがかかる上に、電源・冷却システムが弱いと逆効果になるので、自作PC初心者の方には向いていません。

RTX 3080 Tiよりも処理性能が低いのにも関わらず割高なので、20万円の予算が用意できる方はRTX4080を選びましょう。

RTX 3080 Ti:4000シリーズの販売により廃盤になった上位モデル

項目RTX 3080 Ti
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数10,240
ベースクロック1,365 MHz
ブーストクロック1,665 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GB
メモリクロック19 Gbps
メモリバス384-bit
メモリバス帯域幅912 GB/s
RTコア数80
Tensorコア数320
TDP350W
補助電源2 x 8-pin
PassMarkスコア27,406
販売価格119,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2021年6月10日
「RTX 3080 Ti」の性能表

RTX 3000シリーズの上位モデルであるRTX 3080 Tiは、RTX 3080に比べて8%ほど高い処理能力を持ちます。

RTX 3080の1.5倍の価格で販売されているのにも関わらず、RTX 4070 Tiに対するコスパの優位性が存在しないので、現在ではほとんど利用されていません。

RTX 3080 Tiを購入する予算がある方は、より高性能で省電力なRTX 4070 Tiを選んだ方がいいです。

RTX 3080:RTX 2080の2倍の性能を持ち4K解像度でも快適に遊べる

項目RTX3080
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数8704
ベースクロック1440 MHz
ブーストクロック1710 MHz
GPUメモリGDDR6X 10GB
メモリクロック19 Gbps
メモリバス320 bit
メモリバス帯域幅760 GB/s
RTコア数68
Tensorコア数272
TDP320W
補助電源8-pin x 2
PassMarkスコア25,392
販売価格89,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2020年9月17日
「RTX 3080」の性能表

高性能GPUであるRTX 3080は、旧式のRTX 2080に比べて2倍程度の総合性能を持つといわれています。

実用性能でRTX 2080の1.6倍の処理能力を持ち、「DLSS3」と呼ばれる画像処理技術も併用すると、2~3倍程度のフレームレート数を出せます。

GPU性能比較(サイバーパンク2077:4K解像度・ウルトラ画質)
RTX 2080
25fps
RTX 3080
40fps
RTX 3080(DLSS3.0:オン)
71fps

価格は8万円台と高めですが、最重量級ゲームであるサイバーパンクもDLSS込で60fpsを実現できます。
そのため、4K解像度でもゲームを快適に楽しみたい方におすすめです。

以下の記事でRTX 3080搭載ゲーミングPCを紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

RTX 3070 Ti:10万円未満で購入できる高性能GPU

項目RTX3070Ti
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数6144
ベースクロック1580 MHz
ブーストクロック1770 MHz
GPUメモリGDDR6X 8GB
メモリクロック19 Gbps
メモリバス256 bit
メモリバス帯域幅608 GB/s
RTコア数48
Tensorコア数192
TDP290W
補助電源8-pin x 2
PassMarkスコア23,757
販売価格68,171円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2021年6月10日
「RTX 3070 Ti」の性能表

NVIDIAの高性能GPUであるRTX 3070 Tiは、RTX 3070とRTX 3080の中間の処理性能を持ちます。

4K解像度での快適性はRTX 3080に劣りますが、DLSSを活用すれば最高画質でも安定してゲームをプレイできます。

RTX 3080よりも安い7万円弱という価格で購入できるため、予算10万円で4K・VRゲームに対応したGPUを求めている方におすすめです。

以下の記事で、RTX 3070 Tiのおすすめ製品について詳しく解説しているので、リーズナブルで高性能なゲーミングPCを求めている方は確認してみてください。

RTX 3070:6万円台で購入できて人気FPSゲームも問題なく遊べる

項目RTX 3070
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数5888
ベースクロック1500 MHz
ブーストクロック1725 MHz
GPUメモリGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps
メモリバス256-bit
メモリバス帯域幅448 GB/s
RTコア数46
Tensorコア数184
TDP220 W
補助電源2 x 8-pin
PassMarkスコア22,456
販売価格64,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2020/10/29
「RTX 3070」の性能表

RTX 3000シリーズのミドルレンジモデルである、RTX 3070は発熱量・サイズが比較的小さく、ミニタワーPCにも取り付けられるのがメリットです。

PassMarkスコアはRTX 2080 Tiよりも3%ほど高いですが、安定性は低くカクつきやすいので、4K解像度でゲームを行うのには少し心もとないです。
しかし、フルHD・最高設定であれば、フォートナイトやApex Legends等の人気FPSゲームで144fpsを実現できます。

価格も6万円台とRTX3080に比べてリーズナブルなため、競技性の高いゲームを行う方におすすめです。

汎用性に優れたRTX 3070に興味を持った方は、以下の記事も参照してみてください。

RTX 3060 Ti:5万円台で買えるコスパの高さが魅力的なGPU

項目RTX 3060 Ti
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数4,864
ベースクロック1,410 MHz
ブーストクロック1,665 MHz
GPUメモリGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps
メモリバス256-bit
メモリバス帯域幅448 GB/s
RTコア数38
Tensorコア数152
TDP200W
補助電源1 x 8-pin
PassMarkスコア20,520
販売価格54,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2020年12月2日
「RTX 3060 Ti」の性能表

RTX 3060の上位機種であるRTX 3060 Tiは、RTX 3070に近い性能を持つのにも関わらず、価格が比較的安いので人気があります。

4K解像度でゲームをプレイするのには少し力不足ですが、フルHD・WQHD解像度ならゲームがサクサク動きます。

RTX 2080シリーズ相当の処理性能を持つのにも関わらず、5万円台前半で購入できるので、コスパを重視する方におすすめです。

RTX 3060:処理性能は2060 Super相当だが3万円台で購入できる

項目RTX 3060
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数3,584
ベースクロック1,320 MHz
ブーストクロック1,777 MHz
GPUメモリGDDR6 12GB
メモリクロック15 Gbps
メモリバス192-bit
メモリバス帯域幅360 GB/s
RTコア数28
Tensorコア数112
TDP170W
補助電源1 x 8-pin
PassMarkスコア17,137
販売価格38,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2021年2月26日
「RTX 3060」の性能表

ミドルレンジGPUであるRTX 3060は、RTX 3060 Tiと同様にコスパに優れているため、ゲーマーの方によく選ばれています。

RTX 2060 Super相当の性能なので重量級のゲームはカク付く場合がありますが、フルHD解像度であれば快適にゲームを遊べます。

15万円未満で買えるRTX 3060搭載ゲーミングPCを以下の記事で紹介するので、初めてゲーミングPCを購入する方はチェックしてみてください。

RTX 3050:RTX 3060に大きく劣るが2万円台前半から購入できる

項目RTX 3050
おすすめ度
アーキテクチャAmpere
CUDAコア数2,560
ベースクロック1,552 MHz
ブーストクロック1,777 MHz
GPUメモリGDDR6 8GB
メモリクロック14 Gbps
メモリバス128-bit
メモリバス帯域幅224 GB/s
RTコア数20
Tensorコア数80
TDP130W
補助電源1 x 8-pin
PassMarkスコア12,698
販売価格24,800円~
(※2023年11月時点の価格)
発売日2022年1月27日
「RTX 3050」の性能表

RTX 3000シリーズのローエンドモデルであるRTX 3050は、価格が非常に安く2万円台前半から購入できるのが特徴です。

しかし、RTX 3060よりも大きく処理性能が劣り、GTX 1660 SUPERと同等の性能しか持たないので、高画質設定で遊ぼうとするとカクつきや遅延が生じます。

GPU性能比較(RTX 3050 vs GTX 1660 SUPER)
RTX 3050
12,698
GTX 1660 SUPER
12,806



RTX 3060よりも5,000円以上安く購入できるので、予算があまりないエントリーゲーマーの方におすすめです。

RTX3000シリーズでゲーミングPCを組む時のポイントは?

RTX3000シリーズのGPUは処理性能に優れていますが、発熱量やサイズも大きくなるので、CPUの性能以外も考慮してゲーミングPCを組む必要があります。
ここでは、RTX3000シリーズのGPUをゲーミングPCに組み込む上で重要な、3つのポイントについて詳しく解説します。

 CPUは最新世代のCore i5もしくはRyzen5以上がおすすめ

CPUPassMarkスコア推奨GPU
Intel Core-i7 13700K(13700KF)46,926RTX 3080以上
Intel Core-i7 13700(13700F)42,526RTX 3080以上
Intel Core-i7 12900K(12900KF)40,652RTX 3080以上
Intel Core-i7 12700K(12700KF)35,146RTX 3070 Ti~RTX 4070 Ti
Intel Core-i7 12700(12700F)31,249RTX 3070~RTX 3090 Ti
Intel Core-i5 13400(13400F)26,131RTX 3060~RTX 3080
Intel Core-i5 12400(12400F)19,563RTX 3050~RTX 3060
AMD Ryzen 7 5800X27,850RTX 3080 Ti・RTX 3090
AMD Ryzen 7 5700X26,815RTX 3070~RTX 3080
AMD Ryzen 5 5600X21,942RTX 3060・RTX 3060 Ti
AMD Ryzen 5 450016,211RTX 3050・RTX 3050 Ti
各CPUモデルに対する推奨GPUの比較表

高性能なGPUが搭載されていても、CPUの性能が足りないとボトルネックが生じて、グラフィックボードの性能をうまく引き出せません。
(目安として、搭載するGPUのPassMarkスコアを上回るCPUを選べば、ボトルネックが発生するのを防げます。)

Intel Core-i5 13400を選べば、RTX 3080までのGPUに対応できるため、CPUは最新世代のCore i5もしくはRyzen5以上がおすすめです。

TDPが非常に大きいモデルも存在するので電源容量も考慮する

CPUTDP推奨電源容量
RTX 3090 Ti450W850W
RTX 3090350W750W
RTX 3080 Ti350W750W
RTX 3080320W750W
RTX 3070 Ti290W750W
RTX 3070220W650W
RTX 3060 Ti200W600W
RTX 3060170W550W
RTX 3050130W550W
RTX 2080 Ti250W650W
各GPUモデルに対する推奨電源容量の比較表

RTX2000シリーズでは、ハイエンドモデルであるRTX 2080 Tiでも250Wに抑えられていました。
しかし、RTX3000シリーズの製品は全般的にTDPが大きく、最上位モデルになると450Wもの電力を消費します。

750W未満の電源ユニットが積まれている状態で、グラボの交換を行った時に電力不足に陥り、動作安定性が低下する可能性があります。

RTX 3070 Ti以上のGPUを搭載したグラボを装着する時は、必ずゲーミングPCに搭載されている電源ユニットの容量を確認しましょう。

ミニタワーPCの場合はシングル・デュアルファンモデルを選ぶ

製品名モデル寸法
TUF-RTX3060-O12G-V2-GAMINGトリプルファンモデル301×143×54 mm
DUAL-RTX3060-O12G-V2 デュアルファンモデル200×123×38 mm
PH-RTX3060-12G-V2シングルファンモデル177×128×51 mm
グラボ寸法の比較表(RTX 3060・ASUSの場合)

TDP(熱設計電力)の大きな3000シリーズの上位モデルでは、強力な冷却装置が必要になるので、トリプルファンモデルの製品が多いです。

上記の比較表のとおり、トリプルファンモデルの製品は幅が300mm以上あるので、大きなPCケースでないと装着しづらいのがデメリットです。

ミニタワーPCを利用している場合は、コンパクトなシングル・デュアルファンモデルの製品を選びましょう。

RTX 3070 Ti以上のGPUでは、トリプルファンモデルの製品しか存在しないので、ヘビーゲーマーの方はミドル・フルタワーPCを選んだ方がいいです。

RTX3000シリーズなら最新の重量級ゲームも快適に遊べる!

処理性能に優れたRTX3000シリーズのGPUを搭載したゲーミングPCを選べば、最新の重量級ゲームも快適に遊べます。

比較的高価なモデルが多いものの、RTX 3060・RTX 3060 Tiはコスパがよく5万円程度で購入できるので、初心者ゲーマーの方にもおすすめです。

最後に、RTX3000シリーズのGPUを搭載したゲーミングPCの記事を紹介するので、FPS・VRゲームを快適に遊びたい方はチェックしてみてください。

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