最近になって負荷の重いVR・オンラインゲームが出てきているので、ゲーミングPCのグラフィックボードを選ぶなら、快適に動く高性能GPUが欲しいですよね。
しかし、ハイエンドモデルであるRTX40シリーズや、RTX3090/3090Tiは非常に高価なため、購入に踏み切れない方が多いのではないでしょうか。
RTX3080なら12万円程度で購入できて、重いゲームでも十分快適に遊べるので、コスパに優れた高性能GPUを求めている方におすすめです。
ゲーミングPCの取り扱いがある家電量販店では、より価格の安いRTX3070・3060等の性能も比較されています。
そのため、商品選びで迷ってしまいがちです。
今回は、RTX30・40シリーズの製品と比較した、RTX3080シリーズの特徴とおすすめ製品を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
RTX3080の性能・価格は?


RTX30モデルの上位GPUであるGeForce RTX3080は、新型のRTX4080と旧型のRTX2080Ti/SUPERの中間の処理性能を持ち、重量級のゲームでも快適に遊べるスペックがあります。
ここでは、以下の3種類のGPUと比較しながら、GeForce RTX3080の性能・価格を解説していきます。
各世代のGPUの性能の違いを知りたい方は、ぜひ確認してみてください。
RTX3080とRTX4080の性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX 4080 |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Ada Lovelace |
CUDAコア数 | 8704 | 9728 |
ベースクロック | 1440 MHz | 2205 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 2505 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6X 16GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 22.4 Gbps |
メモリバス | 320 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 716.8 GB/s |
RTコア数 | 68 | 76基 |
Tensorコア数 | 272 | 304基 |
TDP | 320W | 320W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1×16-pin |
価格 | $699 | $1199 |
発売日 | 2020/9/17 | 2022/11/16 |
最新世代のGPUであるRTX4080は、同じTDPであるのにも関わらず、各種コア数がRTX3080に比べて10~15%ほど多いのが特徴です。
クロックやメモリ容量もRTX3080より大幅に優れているので、RTX4080の方が高性能であることがスペック表から分かります。
上記の表だと性能の違いが分かりづらいため、PassMarkスコアに変換して比較してみました。
GPUモデル | PassMarkスコア | 価格 |
---|---|---|
RTX 3080 | 25,392 | $699 グラボの販売価格:119,800円~ (※2023年2月時点の価格) |
RTX 4080 | 35,178 | $1199 グラボの販売価格:197,980円~ (※2023年2月時点の価格) |
最新モデルであるRTX4080は、4nmトランジスタを搭載したAda Lovelaceアーキテクチャを採用しているため、同じTDPでもRTX3080の約1.4倍の処理性能を持ちます。
ただし、性能に比例して価格も高くなり20万円程度かかるため、気軽に購入できないのがデメリットです。
RTX3080とRTX2080Tiの性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX2080Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
CUDAコア数 | 8704 | 4352 |
ベースクロック | 1440 MHz | 1350 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1545 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6 11GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス | 320 bit | 352 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 616 GB/s |
RTコア数 | 68 | 68 |
Tensorコア数 | 272 | 544 |
TDP | 320W | 250W |
補助電源 | 2x 8-pin | 2x 8-pin |
価格 | $699 | $999 |
発売日 | 2020/9/17 | 2018/9/20 |
RTX20シリーズのフラッグシップモデルであるRTX2080 Tiは、TDPがRTX3080よりも70W小さく、CUDAコア数も半分程度しか搭載されていないのが特徴です。
RTX2080 TiからRTX3080に換装する場合は、ゲーミングPCの電源容量を確認しておきましょう。
深層学習に使われるTensorコアの数は多いものの、映像処理の性能に関してはRTX3080の方が優れています。
RTX4080の場合と同様に、グラフィック性能の違いをPassMarkスコアにして分かりやすくまとめてみました。
GPUモデル | PassMarkスコア | 価格 |
---|---|---|
RTX 3080 | 25,392 | $699 グラボの販売価格:119,800円~ (※2023年2月時点の価格) |
RTX 2080 Ti | 21,900 | $999 ドル円換算価格:133,980円~ (※2023年2月時点のレート) |
新型のGPUであるRTX3080は、旧型のフラッグシップモデルであるRTX 2080 Tiよりも高性能で、PassMarkスコア比で15%程度上回っています。
価格もRTX2080 Tiよりも安く、RTX3080の方がコストパフォーマンスに優れていることが分かります。
RTX3080とRTX2080SUPERの性能・価格比較
項目 | RTX3080 | RTX2080SUPER |
---|---|---|
アーキテクチャ | Ampere | Turing |
CUDAコア数 | 8704 | 3072 |
ベースクロック | 1440 MHz | 1650 MHz |
ブーストクロック | 1710 MHz | 1815 MHz |
GPUメモリ | GDDR6X 10GB | GDDR6 8GB |
メモリクロック | 19 Gbps | 15.5 Gbps |
メモリバス | 320 bit | 256 bit |
メモリバス帯域幅 | 760 GB/s | 496 GB/s |
RTコア数 | 68 | 48 |
Tensorコア数 | 272 | 384 |
TDP | 320W | 250W |
補助電源 | 2x 8-pin | 1x 8-pin 1x 6-pin |
価格 | $699 | $699 |
発売日 | 2020/9/17 | 2019/7/23 |
RTX2080 SUPERでは、RTX 2080 Tiと同じ250WのTDPを持ちますが、CUDAコア数がさらに少なくRTX3080の1/3程度しかありません。
ベースクロックやテンソルコア数以外の他の性能に関しても、RTX3080の方が優れています。
RTX2080 SUPERに対する、RTX3080の優位性をPassMarkスコアにして比較してみました。
GPUモデル | PassMarkスコア | 価格 |
---|---|---|
RTX 3080 | 25,392 | $699 グラボの販売価格:119,800円~ (※2023年2月時点の価格) |
RTX 2080 SUPER | 19,558 | $699 ドル円換算価格:93,750円~ (※2023年2月時点のレート) |
RTX 2080 Tiの下位モデルにあたる、RTX 2080 SUPERになると性能差はさらに大きくなり、PassMarkではRTX3080の8割弱のスコアしかありません。
価格に関しては円安の影響があり、RTX 2080 SUPERの方が少し安いですが、RTX 2080 Tiと同様にコスパが悪いため現在では中古品しか販売されていません。
GeForce RTX3080の特徴・用途


ここでは、GeForce RTX3080の特徴や最適な用途について詳しく解説します。GPU選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4K解像度で快適にゲームを遊ぶのに十分な処理性能を持つ
GPUモデル | PassMarkスコア |
---|---|
RTX 4080 | 35,178 |
RTX 4070 Ti | 31,270 |
RTX 3090 Ti | 29,821 |
RTX 3090 | 26,873 |
RTX 3080 Ti | 27,406 |
RTX 3080 12GB | 26,789 |
RTX 3080 | 25,392 |
RTX 3070 Ti | 23,757 |
RTX 3070 | 22,456 |
RTX 3060 Ti | 20,520 |
RTX 3060 | 17,137 |
RTX 3050 | 12,698 |
RTX2080Ti | 21,900 |
RTX2080SUPER | 19,558 |
RTX30シリーズの上位製品であるRTX3080は、前世代の最高級モデルであるRTX2080Ti・RTX2080SUPERよりも性能が高く、PassMarkで20~30%程度高いスコアを出せます。
最近のオンラインゲームは負荷が重くなっているため、RTX2080Ti・RTX2080SUPERでも、重量級のゲームだと4K解像度で60fpsを下回る場合が多いです。
RTX3080であれば、最新のオンラインゲームで最高画質にしても60fpsを保てるため、4K解像度で快適にゲームを遊ぶのに必要十分な性能を持ちます。
RTX3090/3090Tiに比べてコストパフォーマンスが高い
GPUモデル | PassMarkスコア | グラボ価格(楽天市場) ※2023年2月時点の価格 |
---|---|---|
RTX 4080 | 35,178 | 197,980円~ |
RTX 4070 Ti | 31,270 | 137,800円~ |
RTX 3090 Ti | 29,821 | 242,360円~ |
RTX 3090 | 26,873 | 214,000円~ |
RTX 3080 Ti | 27,406 | 183,250円~ |
RTX 3080 12GB | 26,789 | 129,800円~ |
RTX 3080 | 25,392 | 119,800円~ |
RTX 3070 Ti | 23,757 | 94,170円~ |
RTX 3070 | 22,456 | 81,980円~ |
RTX 3060 Ti | 20,520 | 63,800円~ |
RTX 3060 | 17,137 | 48,980円~ |
RTX 3050 | 12,698 | 37,150円~ |
ハイエンドGPUは価格よりも性能を重視して作られるので、性能に大きな差がなくても値段が吊り上がる傾向にあります。
RTX 3090/RTX 3090 Tiは、RTX3080と比べて5~20%程度しか高いスコアを持たないのにも関わらず、2倍程度の費用がかかります。
最近になってより高性能で安いRTX 4070 Tiが販売されたため、コスパの悪いRTX 3090/RTX 3090 TiはゲーミングPCに搭載されなくなりました。
メモリ容量が10GBと12GBの2種類の商品が存在する
同じRTX3080の製品の中でもメモリ容量が異なる2種類の製品が存在し、12GBの製品の方が10GBの製品に比べて5%ほど高い処理性能を持ちます。
ハイエンドモデルであるRTX3090/3090Tiと異なり、価格が1万円程度しか変わらずコスパにも優れているため、高性能なRTX30シリーズのGPUを求めている方におすすめです。
RTX3080Tiという上位モデルのGPUも販売されている
RTX3080シリーズでは、上位モデルにあたるRTX3080Tiも販売されていて、RTX3080(10GB)に比べて8%程度高いスコアを持ちます。
しかし、RTX3080よりも5万円程度価格が高くなるので、コスパに優れたRTX 4070 TiやRTX3080(12GB)を選んだ方がいいです。
RTX3090/3090TiのゲーミングPCが販売されていない理由は?
前世代の最上級グラフィックボードであるRTX3090/3090Tiは、処理性能が追及される、デスクトップ型のハイエンドゲーミングPCに搭載されていました。
(発熱量が非常に大きいことから、ノートパソコン用のRTX3090シリーズのGPUは存在しません。)
しかし、RTX3090Tiよりも高性能で安価なRTX4070Tiが発売されたので、現在ではRTX3090/3090Tiを搭載したゲーミングPCは取り扱われていません。
高性能なゲーミングPCを求めている方は、RTX40シリーズのGPUを搭載したゲーミングPCを選びましょう。
3DMark(Time Spy)のベンチマーク性能比較


グラフィック性能を計測できる3DMarkでは、数種類のベンチマークソフトが入っていて、項目ごとに性能の計測を行えます。
GPUの性能を計測する時は、DirectX11の描写機能を活用した「Fire Strike」や、DirectX12に対応した「Time Spy」がよく使われます。
今回は、Time Spyで計測を行った時の、各GPUのスコアをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
GPUモデル | スコア (Time Spy) | スコア (Time Spy Extreme) |
---|---|---|
RTX 4080 | 25,320 | 12,679 |
RTX 4070 Ti | 21,075 | 10,177 |
RTX 3090 Ti | 21,077 | 10,835 |
RTX 3090 | 18,560 | 8,826 |
RTX 3080 Ti | 18,637 | 8,853 |
RTX 3080 | 17,086 | 8,482 |
RTX 3070 Ti | 13,845 | 6,990 |
RTX 3070 | 12,549 | 6,276 |
RTX 3060 Ti | 11,526 | 5,631 |
RTX 3060 | 8,650 | 4,097 |
RTX 3050 | 6,140 | 2,798 |
RTX 2080 Ti | 13,872 | 6,574 |
RTX 2080 SUPER | 11,315 | 5,293 |
各ゲームのベンチマーク性能比較
人気オンラインゲームにおける、RTX3080のベンチマーク性能を他のGPUと比較しながら紹介します。GPU選びで後悔したくない方は、購入する前に興味のあるゲームのベンチマークを確認しておきましょう。
- Fortnite(DirectX11)
- Apex Legends
- モンスターハンターワールド:アイスボーン
- VALORANT
- Forza Horizon5
- Call of Duty:Black Ops IV
- ファイナルファンタジー14
Fortnite(DirectX11)


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 3080 | 172fps |
RTX 3070 | 145fps |
RTX 3060 | 102fps |
RTX 3050 | 78fps |
RTX 2080 Ti | 136fps |
RTX 2080 SUPER | 118fps |
WQHD(2560×1440)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 3080 | 110fps |
RTX 3070 | 98fps |
RTX 3060 | 83fps |
RTX 3050 | 56fps |
RTX 2080 Ti | 95fps |
RTX 2080 SUPER | 89fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 3080 | 74fps |
RTX 3070 | 58fps |
RTX 3060 | 37fps |
RTX 3050 | 25fps |
RTX 2080 Ti | 56fps |
RTX 2080 SUPER | 46fps |
バトルロワイヤルゲームであるフォートナイト(DirectX11)では、RTX3070以上でないとフルHD(最高設定)で144fpsを達成できないので、RTX3070かRTX3080がおすすめです。
以下の設定(競技用)まで落とすと、RTX3080よりもRTX3070の方がフレームレートが高くなる現象が発生しますが、どちらも300fps以上出るので戦績には影響しません。
- 解像度:フルHD
- クオリティプリセット:低
- 3D解像度:100%
- 描画距離:最高(最も遠い)
画質を4KにするとRTX3070では60fpsを出せなくなるため、4K解像度で遊ぶ場合はRTX3080を選びましょう。
Apex Legends


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 283fps |
RTX 4070 Ti | 275fps |
RTX 3080 | 200fps |
RTX 3070 | 174fps |
RTX 3060 | 122fps |
RTX 3050 | 89fps |
RTX 2080 Ti | 166fps |
RTX 2080 SUPER | 162fps |
WQHD(2560×1440)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 278fps |
RTX 4070 Ti | 263fps |
RTX 3080 | 190fps |
RTX 3070 | 146fps |
RTX 3060 | 89fps |
RTX 3050 | 63fps |
RTX 2080 Ti | 132fps |
RTX 2080 SUPER | 121fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 213fps |
RTX 4070 Ti | 171fps |
RTX 3080 | 113fps |
RTX 3070 | 78fps |
RTX 3060 | 50fps |
RTX 3050 | 34fps |
RTX 2080 Ti | 64fps |
RTX 2080 SUPER | 54fps |
人気FPSゲームであるApex Legendsは、フルHD解像度であればRTX 2080Ti/SUPERでも144fpsを出せますが、WQHD解像度ではRTX3070でないと遅延が生じ始めます。
RTX 3060だとフルHD解像度でも120fps程度しか出なくなるため、Apex Legendsを快適に遊びたい方は、RTX3070以上のGPUを搭載した製品を選びましょう。
フォートナイトと同様に設定を落とすとフレームレートを高められますが、ゲームの仕様上300fps以上は出せず、RTX3070で上限に達します。
モンスターハンターワールド:アイスボーン


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 149fps |
RTX 3070 | 132fps |
RTX 3060 | 85fps |
RTX 3050 | 57fps |
RTX 2080 Ti | 120fps |
RTX 2080 SUPER | 100fps |
WQHD(2560×1440)解像度のフレームレートの比較表
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 147fps |
RTX 3070 | 113fps |
RTX 3060 | 70fps |
RTX 3050 | 38fps |
RTX 2080 Ti | 79fps |
RTX 2080 SUPER | 75fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 84fps |
RTX 3070 | 63fps |
RTX 3060 | 33fps |
RTX 3050 | 19fps |
RTX 2080 Ti | 43fps |
RTX 2080 SUPER | 34fps |
モンスターハンターワールドには、無印とアイスボーンの2種類があり、新しいシリーズであるアイスボーンの方が負荷が重いです。
フルHDではRTX3050でも何とか遊べますが、WQHD解像度では30fps台まで落ち、4K解像度ではカクカクした映像しか流せなくなります。
上記の結果から、モンスターハンターワールド:アイスボーンを4K解像度で遊びたい方は、60fps以上出せるRTX3070以上のGPUを搭載したものを選びましょう。
VALORANT


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 638fps |
RTX 3070 | 593fps |
RTX 3060 | 414fps |
RTX 3050 | 302fps |
RTX 2080 Ti | 534fps |
RTX 2080 SUPER | 440fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 352fps |
RTX 3070 | 243fps |
RTX 3060 | 140fps |
RTX 3050 | 98fps |
RTX 2080 Ti | 233fps |
RTX 2080 SUPER | 176fps |
VALORANTはファーストパーソン・シューティングゲームですが、比較的軽いゲームであるため、RTX3060以上のGPUであれば4K解像度でもサクサク動きます。
フルHD解像度まで軽くすると、RTX3050でも300fps以上のフレームレートを出せるので、グラフィックボードの性能を持て余します。
以上の結果から、VALORANTだけで遊ぶ場合は、GPUの性能はそれほど気にする必要はありません。
Forza Horizon5


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 220fps |
RTX 4070 Ti | 189fps |
RTX 3080 | 130fps |
RTX 3070 | 101fps |
RTX 3060 | 72fps |
RTX 3050 | 54fps |
RTX 2080 Ti | 99fps |
RTX 2080 SUPER | 86fps |
WQHD(2560×1440)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 196fps |
RTX 4070 Ti | 166fps |
RTX 3080 | 117fps |
RTX 3070 | 88fps |
RTX 3060 | 61fps |
RTX 3050 | 46fps |
RTX 2080 Ti | 85fps |
RTX 2080 SUPER | 74fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 150fps |
RTX 4070 Ti | 124fps |
RTX 3080 | 91fps |
RTX 3070 | 64fps |
RTX 3060 | 43fps |
RTX 3050 | 31fps |
RTX 2080 Ti | 66fps |
RTX 2080 SUPER | 57fps |
レーシングゲームであるForza Horizonは、一般的な3840×2160の4Kディスプレイよりも、3840×1600の曲面ワイドモニターを活用した方が臨場感を高められます。
4K解像度の結果から、RTX 2080SUPER・TiやRTX3070でも60fpsを実現できますが、RTX3080だと100fps程度のフレームレートを出せます。
そのため、Forza Horizonをワイドモニターで快適にプレイしたい方は、RTX3080がおすすめです。
Call of Duty:Black Ops IV


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 153 fps |
RTX 3070 | 121 fps |
RTX 3060 | 73 fps |
RTX 3050 | 57 fps |
RTX 2080 Ti | 107 fps |
RTX 2080 SUPER | 99 fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPUモデル | フレームレート数 |
---|---|
RTX 3080 | 102 fps |
RTX 3070 | 84 fps |
RTX 3060 | 59 fps |
RTX 3050 | 46 fps |
RTX 2080 Ti | 77 fps |
RTX 2080 SUPER | 70 fps |
Call of Duty:Black Ops IVでは、RTX3050以外は4K解像度でも60~100fpsの解像度を出せるので、ゲーム自体は問題なく遊べます。
しかし、フルHD解像度にしてもRTX3080でないと144fpsを出せないため、遅延が生じて戦績にも影響が出ます。
FPSゲームであるCall of Duty:Black Ops IVで結果を出したい方は、RTX 3080以上のGPUを搭載した製品を選びましょう。
ファイナルファンタジー14


フルHD(1920×1080)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 271fps |
RTX 4070 Ti | 251fps |
RTX 3080 | 207fps |
RTX 3070 | 185fps |
RTX 3060 | 148fps |
RTX 3050 | 114fps |
RTX 2080 Ti | 168fps |
RTX 2080 SUPER | 154fps |
WQHD(2560×1440)解像度のフレームレートの比較表
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 235fps |
RTX 4070 Ti | 202fps |
RTX 3080 | 166fps |
RTX 3070 | 143fps |
RTX 3060 | 100fps |
RTX 3050 | 71fps |
RTX 2080 Ti | 134fps |
RTX 2080 SUPER | 121fps |
4K(3840×2160)解像度のフレームレートの比較
GPU | フレームレート |
---|---|
RTX 4080 | 144fps |
RTX 4070 Ti | 111fps |
RTX 3080 | 97fps |
RTX 3070 | 75fps |
RTX 3060 | 48fps |
RTX 3050 | 34fps |
RTX 2080 Ti | 76fps |
RTX 2080 SUPER | 64fps |
人気MMORPGゲームである、ファイナルファンタジー14は比較的重いものの、WQHD解像度以下であればRTX3050でも快適に遊べます。
しかし、ゲームの画質を4Kに設定すると、RTX3050・3060だと60fpsを下回りカクつくので、4K解像度でプレイする場合はRTX3070以上のGPUを選びましょう。
RTX3080搭載のおすすめゲーミングPC5選
コスパがよく高性能な、RTX3080搭載のおすすめゲーミングPCを5つ紹介します。各ゲーミングPCの特徴を詳しく解説していくので、商品選びで迷っている方は参考にしてみてください。
- FRGAG-B550/WS216(フロンティア)
- GALLERIA XA7C-R38(ドスパラ)
- PG-PDD4 (STORM)
- FRGH670/SG3(フロンティア)
- G-Tune TD-P(マウスコンピューター)
FRGAG-B550/WS216(フロンティア)


フロンティアのミニタワーPCモデルで、大決算セールの対象商品になっているため、他のRTX3080搭載PCに比べて圧倒的に安い価格で販売されているのが特徴です。
CPUは型落ちモデルである5700Xが搭載されていて、Core i7-12700Kの3/4程度の性能となりますが、ゲームの快適性には大きな悪影響を与えません。
他のCPUパーツの性能は優れているので、高性能なゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。
本体のサイズも210 × 457 × 465 mmとコンパクトなため、狭いスペースにも設置しやすいのもメリットです。
価格 | 219,800円 |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS Gold |
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GALLERIA XA7C-R38(ドスパラ)


ガレリアのスタンダードモデルであるXA7C-R38は、コスパと汎用性の高さで定評があります。
最新のCore i7のCPUが搭載されていて、構成のバランスがとれているため、重いゲームもサクサク動きます。
前面上側のコンソールパネルが45度傾いていて、周辺機器の接続も簡単に行えるので、使い勝手に優れたゲーミングPCを求めている方におすすめです。
消費電力の大きいGPUを搭載しているのにも関わらず、電源が750Wと弱めなので、OC可能なCPUに変えると電力不足になる可能性があります。
価格 | 269,980円 |
CPU | Intel Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 750W 80PLUS Gold |
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
PG-PDD4 (STORM)


老舗のBTOメーカーであるSTORM(ストーム)が販売する、ミドルタワーゲーミングPCであり、価格と性能のバランスが取れているので人気があります。
25万円台というリーズナブルな価格で購入できるのにも関わらず、構成に弱点が存在しないため、コスパの高いゲーミングPCを求めている方におすすめです。
SSD・HDDの追加も簡単に行えるので、データのバックアップを取りたい方や、多種多様なゲームを遊びたい方にも向いています。
価格 | 257,000円 |
CPU | Core i7-12700 |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS Gold |
\マイナーだけどコスパ最強ゲーミングPC/
見ため最高!デザイン性の高いBTO
FRGH670/SG3(フロンティア)


フロンティアのミドルタワーPCで、高性能な第12世帯のCore i7 CPUを搭載しています。
1,000Wのパワフルな電源を搭載していて、FRGAG-B550よりパソコン内部のスペースも広いので、拡張性を重視する方におすすめです。
パソコンケースの側面が透明な板でできているため、光るゲーミングパーツを入れると、デザイン性を高められるのも魅力です。
価格 | 274,800円 |
CPU | Intel Core i7-12700F |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS Gold |
\セールのコスパ最強ゲーミングPC/
期間限定セールが安すぎるBTOメーカー
G-Tune TD-P(マウスコンピューター)


マウスのフルタワーゲーミングPCであるTD-Pは、水冷のファンを搭載していて、冷却性能が高いのが特徴です。
最新世代ではないものの、フラッグシップモデルであるCore i9-12900KFを搭載しているため、CPUの性能を重視する方に向いています。
全体的な構成は申し分ないものの、PC本体価格が369,800円と高く、まとまった予算がないと買えないのがデメリットです。
価格 | 369,800円 |
CPU | Core i9-12900KF |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 1000W 80PLUS PLATINUM |
\購入後のサポートが最大の魅力/
1年間無償保証&24時間365日サポート
RTX3080搭載のゲーミングPC性能比較表一覧
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。
商品名 | FRGAG-B550/WS216 (フロンティア) | GALLERIA XA7C-R38 (ドスパラ) | PG-PDD4 (STORM) | FRGH670/SG3 (フロンティア) | G-Tune TD-P (マウスコンピューター) |
---|---|---|---|---|---|
価格 | 219,800円 | 269,980円 | 257,000円 | 274,800円 | 369,800円 |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X | Intel Core i7-13700F | Core i7-12700 | Intel Core i7-12700F | Core i9-12900KF |
GPU | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 32GB | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 | SSD:1TB NVMe HDD:無 |
電源 | 850W 80PLUS Gold | 750W 80PLUS Gold | 850W 80PLUS Gold | 1000W 80PLUS Gold | 1000W 80PLUS PLATINUM |
RTX3080搭載のおすすめゲーミングノートPC3選
下位のモデルと比較して数は少ないものの、以下の3社のメーカーから、RTX3080を搭載したゲーミングノートPCが販売されています。ここでは、各メーカーの代表的なゲーミングノートPCの特徴を解説します。
GALLERIA ZL7C-R38H(ドスパラ)


ドスパラのフラッグシップゲーミングノートPCであり、Minecraftのソフトが無料で付いてくるのが特徴です。
デスクトップPCであるXA7C-R38に比べると処理性能は落ちますが、コンパクトで重量も2.1kgと軽量なため、屋外でもゲームを行いたい方に向いています。
放熱性の高いアルミボディでできている上に、最高峰の液体金属製のCPUグリスが塗られているので、暑い場所でも熱暴走を起こしづらいのも魅力です。
価格 | 309,980円 |
CPU | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 7.1時間 |
画面サイズ | 16インチ 165Hz |
解像度 | WUXGA(1920×1200) |
重量 | 2.15kg |
本体サイズ | 358×247×20 mm |
\圧倒的な知名度No1メーカー/
早くて安いゲーミングPC多数
LEVEL-17FG104-117K-VAZX(パソコン工房)


パソコン工房のハイエンドノートPCであり、17.3インチの大型モニターと、デスクトップPC用の高性能CPUであるCore i7-11700Kが搭載されています。
製品の重量が4.7kgと非常に重い上に、バッテリーの駆動時間も1.9時間しかないので、屋外に持ち運んで使えないのが欠点です。
他のスペックに関してもZL7C-R38Hの方が優れているので、処理速度やモニターサイズを重視しない方は、ドスパラの製品を選んだ方がいいです。
価格 | 380,980円 |
CPU | Core i7-11700K |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
ストレージ | SSD:500GB NVMe HDD:無 |
駆動時間 | 1.9時間 |
画面サイズ | 17.3インチ 144Hz |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
重量 | 4.7kg |
本体サイズ | 398×319×49.7 mm |
\豊富なカスタムがアツいBTOメーカー/
コスパが最大の強み
GP66-11UH-699JP(MSI)


MSIの高級ゲーミングノートPCで、第11世代の高性能モバイル用CPUであるCore i7-11800Hに加えて、光るキーボードが搭載されています。
ドスパラのZL7C-R38Hよりも重くて持ち運びづらいですが、価格は27万円とリーズナブルなため、コスパを重視する方におすすめです。
GP66-11UH-699JPよりも高性能な、Pulse-15-B13VGKが33万円で間もなく販売される予定です。
ハイエンドゲーミングノートPCに興味がある方は、最新製品も検討してみましょう。
価格 | 279,800円 |
CPU | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR5 32GB |
ストレージ | SSD:512GB NVMe×2 HDD:無 |
駆動時間 | 非公開 |
画面サイズ | 15.6インチ 144Hz |
解像度 | フルHD(1920×1080) |
重量 | 2.38kg |
本体サイズ | 358 × 267 × 23.4 mm |


RTX3080搭載のゲーミングノートPC性能比較表一覧
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。
商品名 | GALLERIA ZL7C-R38H (ドスパラ) | LEVEL-17FG104-117K-VAZX (パソコン工房) | GP66-11UH-699JP (MSI) |
---|---|---|---|
価格 | 309,980円 | 380,980円 | 279,800円 |
CPU | Core i7-12700H | Core i7-11700K | Core i7-11800H |
GPU | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 | GeForce RTX 3080 |
メモリ | DDR5-4800 32GB | DDR4-3200 16GB | DDR5 32GB |
ストレージ | SSD:1TB Gen4 NVMe HDD:無 | SSD:500GB NVMe HDD:無 | SSD:512GB NVMe×2 HDD:無 |
駆動時間 | 7.1時間 | 1.9時間 | 非公開 |
画面サイズ | 16インチ 165Hz | 17.3インチ 144Hz | 15.6インチ 144Hz |
解像度 | WUXGA(1920×1200) | フルHD(1920×1080) | フルHD(1920×1080) |
重量 | 2.15kg | 4.7kg | 2.38kg |
本体サイズ | 358×247×20 mm | 398×319×49.7 mm | 358 × 267 × 23.4 mm |
RTX3080搭載グラボを販売しているおすすめメーカー
以下の3社のPCパーツメーカーから、高性能で壊れづらいRTX3080搭載グラフィックボードが販売されています。ここでは、各メーカーのRTX3080搭載グラフィックボードの特徴を解説します。
商品のラインナップが豊富でコスパにも優れたZOTAC


ZOTACのRTX3080搭載グラフィックボードは種類が豊富にあり、最もベーシックな10GBのモデルであれば、13万円から購入できます。
オーバークロック可能なモデルだけでなく、高性能なRTX3080(12GB)や3080Tiを搭載した製品も販売されているので、処理性能を重視する方におすすめです。
「アクティブファンコントロール」も搭載されていて、各ファンの回転数を変えられるため、騒音を抑えられるのも魅力です。


優れた静音性と安定性で定評のあるMSI


MSIのグラフィックボードは、他のメーカーの製品に比べて高価なものの、安定性の高さで定評があります。
優れた冷却性能を持つ「トルクスファン 3.0」が搭載されているので、発熱量が多いRTX3080を搭載していても、静かで熱暴走も発生しづらいです。
独自ユーティリティーである「After Burner」を搭載していて、ファンの回転速度を自由に調整できる上に、OCモデルであればGPUのクロック数を変えられるのもメリットです。


10万円程度で購入できる価格の安さが魅力的なPalit


台湾のグラフィックボードメーカーであるPalitは、他のメーカーに比べて知名度が低いものの、RTX3080搭載の製品が10万円程度で購入できるので価格コムで人気があります。
NVIDIAの正式なアドインボードパートナー企業であるため、安物の製品にありがちな耐久性の問題はなく、静音性以外は購入者から高い評価を得ています。
RGB LEDライトも搭載されていて、「ARGB ライティング」と呼ばれる色調整機能が搭載されているので、発光色を自由に変えられるのも魅力です。


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