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RTX4000シリーズの価格・性能は?徹底比較まとめ

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2022年9月にRTX4000シリーズの発表があり、同年の10月よりRTX4090が販売開始されました。2023年2月時点ではRTX4070Tiまでが発売され、残りのRTX4070以下のミドル~エントリーモデルにかけても発売予定となっています。

今回も大きな性能飛躍が期待されますが、RTX3000シリーズからどの様な進化が見られたのか?比較してみたいと思います。

目次

 RTX4000シリーズの特徴

RTX4000 ファウンダーズエディション(FE)外観
モデルRTX4090RTX4080RTX4070Ti
GPUAD102AD103AD104
CUDAコア数16384基9728基7680基
RTコア1287660
VRAM24GB16GB12GB
TDP450W320W285W
PassMarkスコア394573510431608

2023年2月時点で発売されているのは「RTX4090」「RTX4080」「RTX4070Ti」の三種類。RTX4070以下のモデルも2023年内に登場予定です。

 旧世代(RTX3000シリーズ)との違いは?

RTX3090(FE)
モデルRTX3090RTX3080RTX3070Ti
GPUGA102GA102GA104 or GA102
CUDAコア数10496基8704基6144基
RTコア8268 or 7048
VRAM24GB10GB or 12GB8GB
TDP350W320W290W
PassMarkスコア2687726784(12GB)23761

比較となる前世代のRTX3000シリーズのスペック表がこちらになります。

それぞれを比較するとCUDAコア数やVRAM容量が前世代に比べて増やされており、性能がアップしていることが分かるかと思います。

ワットパフォーマンスの向上

RTXシリーズ世代間でのパフォーマンスグラフ

特筆すべき点としては消費電力当たりの性能=ワットパフォーマンスが向上しています。

これはRTX4070TiとRTX3090を比較すると分かりやすく、RTX4070Tiの方が消費電力が低いにも関わらずPassMarkスコアでは上回っています。

全体的にRTX4000シリーズは消費電力が上がっている印象はありますが、それに見合うだけの性能を発揮しているため、ワットパフォーマンスに優れていると言えます。

レイトレーシング機能の向上

レイトレーシング機能を左右するRTコアの世代が進みました。これにより1コア辺りの処理能力が向上しています。

加えて各モデルのRTコア搭載数も増やされたことで、レイトレーシング機能が向上しています。

DLSS 3への対応

DLSS3

RTXシリーズで使えるDLSSは、AI学習向けのTensorコアを利用する学習型アップスケーリング機能です。現状ではレイトレーシングなどGPU負荷が高まる場面で、GPU負荷を軽減してフレームレートを向上させる機能となっています。

そのDLSSがRTX4000シリーズの登場に合わせてDLSS 3へとバージョンアップされました。このDLSSのバージョンアップにより、RTX4090においては4K/120fps以上の描画も現実的なものとなっています。

新しい補助電源コネクタ

RTX4090 電源コネクター部

RTX3090Tiにて採用されていた12VHPWR=16ピンの補助電源コネクタが、RTX4000シリーズでは広く採用されています。従来では8ピン補助電源を複数必要としていましたが、16ピン補助電源コネクタでは1本で対応可能となりました。

なお各モデルには従来の8ピン補助電源と互換性を持たせるため、変換コネクタが同梱されており、必要な容量分のケーブルを変換して接続することができます。

RTX4000シリーズの価格・性能比較まとめ

次にRTX4000シリーズを個別でその性能を比較してみたいと思います。

なお各情報は2023年2月時点でのものとなり、RTX4070以下のモデルに関しては予想となります。

RTX4090の性能と価格

RTX4090(FE版)
モデルRTX4090
GPUAD102
CUDAコア数16384基
RTコア128
VRAM24GB
TDP450W
PassMarkスコア39457
販売価格274,000~359,800円

2023年2月時点でのフラッグシップモデルです。販売価格は30万円前後と高価ですが、元々フラッグシップモデルはこのような値付けがされるものということで、絶対的な性能を追求する人にとってはあまり問題にならないと思います

消費電力は前世代のRTX3090の350Wから450Wと30%近く上昇していますが、PassMarkのスコアが46%向上しているので、相対的にワットパフォーマンスに優れていることになります。

RTX4080の性能と価格

モデルRTX4080
GPUAD103
CUDAコア数9728基
RTコア76
VRAM16GB
TDP320W
PassMarkスコア35104
販売価格188,000~241,890円

2023年時点でのハイエンドモデルです。販売価格は20万円前後となっています。

PassMarkスコア的には35000と高く、RTX4090に近いスコアとなっています。モデルによってはRTX4090の半値程で購入可能な事を考えれば、コストパフォーマンスは更に高いです。

ただ前世代のRTX3080に比べて5~8万円の値上がりと、消費電力の増加が目立ちます。元々このクラスのモデルはPCゲーマーからの需要が大半を占めており、価格に対する反応がシビア。発売当初は円安の影響もあって25万円を超えるモデルもあり、割高感が強いといった意見もありました。

2023年2月時点では発売当初よりは値下がりしたことで、ようやくお買い得感が出てきたところです。

RTX4070Tiの性能と価格

各メーカーからのオリジナルモデル
モデルRTX4070Ti
GPUAD104
CUDAコア数7680基
RTコア60
VRAM12GB
TDP285W
PassMarkスコア31608
販売価格128,000~161,900

2023年2月時点でのアッパーミドルモデルです。価格は14万円前後となっています。

販売時期が2023年に入ってからなので、為替レートの影響が少なかった印象です。前世代のRTX3070Tiと比べると値上がりしているのですが、性能的にはRTX3090を上回っています。

RTX3090Tiとのパフォーマンス比較

最高値時には30万円を超えたRTX3090やRTX3090Tiと同等以上の性能が、半値で手に入ると考えれば非常にコストパフォーマンスが良く、魅力的なモデルと市場からは受け入れられています。

RTX4070の性能と価格

モデルRTX4070
GPUAD104?
CUDAコア数5888?
RTコア不明
VRAM12GB?
TDP200~250W?
PassMarkスコア不明
販売価格10万円前後?

2023年内に登場予定となっているアッパーミドルモデル。

基本的にはRTX4070Tiをベースにして、CUDAコアなどを一部無効化したモデルになると思われます。性能としては仮に前世代のRTX3080程度となった場合、かなりワットパフォーマンスが良いことが予想されます。

RTX4060の性能と価格

モデルRTX4060
GPUAD106?
CUDAコア数3072?
RTコア不明
VRAM8GB?
TDP115~150W?
PassMarkスコア不明
販売価格6万円前後?

2023年内に登場予定となっているミドルモデル。

CUDAコアが前世代のRTX3060よりも少なくなったというリーク情報が出ており、そのリーク情報通りだとすると性能上昇率は少ない可能性があります。前世代のRTX3060Ti程度の性能になるとする予想も。

またVRAM容量が8GBになると思われますが、元々RTX3060の12GBが異例であり、このクラスとしては十分な容量です。ただVRAM容量を必要とする用途においては、RTX3060 12GBの方が優れているということになります。

一方で省電力性能には優れており、仮に115W程度だとした場合RTX3050よりも消費電力が低くなります。

RTX4050の性能と価格

モデルRTX4050
GPUAD107?
CUDAコア数2048?
RTコア不明
VRAM8GB?
TDP~100W?
PassMarkスコア不明
販売価格4万円前後?

2023年内に登場予定となっているエントリーモデルです。

省電力性能についてはRTX3050よりも優秀だと思われます。性能としてはRTX3060に近い性能となり、価格も同じぐらいになりそうです。

RTX4000シリーズでゲーミングPCを組む時のポイントは?

次にRTX4000シリーズを搭載したゲーミングPCを組む場合のポイントを2つ紹介します。

 CPUは最新世代のCore i7もしくはRyzen7以上がオススメ

組み合わせるCPUはコア数の多い物が良いでしょう。全体的にGPU性能が上がっているので、最新のCore i7やRyzen7以上がオススメです。

具体的には「Core i7-13700」や「Ryzen7 7700X」以上となります。今後登場するミドルクラス以下に関しては、旧世代の「Core i7-12700」や「Ryzen7 5700X」などを選んでも良いでしょう。

電源ユニットは16ピン補助補助電源対応のものがオススメ

次に電源ユニット選びですが、RTX4000シリーズは12VHPWR=16ピンの補助電源コネクタを採用しています。このコネクタをどこまでのモデルで採用するかは不明ですが、既にRTX4070Ti以上を搭載する事を予定しているのであれば、電源容量を確認した上で12VHPWR対応の電源を選ぶと良いでしょう。

変換コネクタも同梱されているので、従来の電源ユニットでも対応可能です。しかしながら2~4本の8ピン補助電源ケーブルをケース内に配線するよりも、16ピン補助電源ケーブル1本で済ませたほうが、配線処理が楽になって見た目もスッキリします。

まとめ

上位モデルのRTX4000シリーズは消費電力も上がっていますが、それ以上に性能が上がっています。全体的にコスト、ワット共にパフォーマンスが上昇していると言えます。

RTX4070Ti以上のモデルに関しては、前世代を大きく上回る性能を発揮しており申し分なし。電源容量さえ気を付ければアップグレードすることは間違いなしです。

残念なのはミドル以下のモデルでは、CUDAコア数が削減されている可能性が示唆されていること。1コア辺りの処理能力が上がっているのでゲーム用途では十分な性能ですが、あまり大きな性能向上は期待できないかもしれません。

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