この記事では、「トロピコ6」をプレイした感想を紹介します!
トロピコ6は、あなたが南国の島を統治する独裁者となり、内政や外交を上手にこなしながら国家運営をするゲームです。
シリーズ6作目になるので、国家運営シミュレーションとしては激しく完成度が高い。
プレイし始めは困惑するぐらいに、介入できる領域が膨大なんです。
しかし、一度システムの流れを覚えちゃえば時間が過ぎるのを忘れるぐらい熱中できるゲームですよ。
まだトロピコシリーズをプレイしたことがない方は、超ハマれるシミュレーションゲームなので是非とも体験してみてください。
トロピコ6の特徴
南国の島を舞台にした独裁国家経営シミュレーションゲーム
カリブ海の陽気な音楽「カリプソ」がBGMに流れており、バリバリの南国感を味わいながら独裁国家の運営を堪能できます。
トロピコ6では、4つの時代(植民地時代・世界大戦時代・冷戦時代・現代)ごとに「できること(内政・外交など)」が異なり、時代の進化に伴ってより高度な国家運営が求められます。
時代の進化によって以下のようなことができるようになります。(ほんの一部)
- 植民地時代では建設できなかった「発電所」が世界大戦時代に進化すると建てられるようになる
- 植民地時代は、農園で砂糖をコツコツ栽培してたのが、現代に進化すると電子機器工場が建設できる
- 冷戦時代では、スパイ養成学校を作って他国に対して諜報活動が可能になる
- 時代に合わせた憲法の制定ができる
時代の進化によって最適な施策が変わってきますので、プレジデント(大統領)としての手腕が常に試されます。
やれることが膨大にあるので経営シミュレーション好きにはガッツリハマる
トロピコ6は、「やれることが膨大」にあります。
経営シミュレーションとしては、「シムシティシリーズ」が有名ですよね。
トロピコ6も都市づくりの観点では、シムシティシリーズと同じように進みます。
しかし、トロピコ6とシムシティシリーズの大きな違いは「都市を創り上げるか?国家を創り上げるか?」になります。
例えば、「100万人の都市を創る」って目標がシムシティにあるとすれば、トロピコ6では「襲撃と略奪を行う海賊王国を創る」っていうのが目標になります。
都市づくりの上位にあたる国家づくりが目的のゲームなので、やれることは必然的に膨大になります。
- 交通網整備
- 農業・鉱業・漁業などの第一次産業づくり
- ラム酒蒸留・造船・葉巻・缶詰などの第二次産業づくり
- 観光業・軍事施設・娯楽施設など豊富な施設
- 国内の不満を解消し政権支持率を保つ
- 外交戦略や貿易による収益獲得
- 研究開発・憲法制定・布告(条例みたいなもの)発行など
上記は、「トロピコ6でやれること」のほんの一部です。
また、閲覧できる情報も膨大にあります。
- 幸福度(食料・医療・楽しみ・進行・住居・仕事・自由・治安の8項目)
- 民衆(人口の増減や年齢層、仕事の就業状況など)
- 経済(国家の収支や資源概要、観光客の推移など)
- 政治(国内の派閥状況や支持率など)
- 外交関係(他国との友好関係)
- 建設リスト(国内に建設済みの施設情報)
- 対立(対立関係にある組織と詳しい情報)
内政や外交を行い、施策の結果が詳細データとして確認できるので、とても充実感の高いゲームシステムですね。
トロピコ6から複数の島の開発が可能になった
今までのトロピコシリーズだと開発できる島は1つだけでした。
しかし、トロピコ6からは複数の島に渡って開発が可能になりました。
複数の島が開発できることにより、国家運営のバリエーションが大幅に拡大してます。
- 農業に特化・工業に特化・エンタメ産業に特化など島ごとに特色を持たせる
- 島と島を結ぶ交通インフラの作成
船や海上道路を作成して行き来できるし、島ごとに特色を持たせることができます。
- 鉱山をたくさん建設した鉱山島
- 農業に特化した農業島
- 観光ビジネスに力を入れた観光島
- 軍事力を強めた軍事島
- あらゆる要素をバランスよく配置したハイブリット島
島ごとに保有している資源が異なるので、最適な産業を考えながら国家運営をするのも楽しみのひとつですね。
ひとつのミッションをクリアするのに4〜5時間は掛かります
トロピコ6のメインコンテンツである「ミッション」は全部で15個あります。
そして、ひとつのミッションをクリアするのに大体3〜4時間は掛かります。
もちろんセーブ機能があるので、途中で中断することは可能です。
しかし、細部にまで綿密に国家運営を行っていると、セーブデータから後日再開しても「あれっ、どんな風に運営を進めていたっけ・・」と戸惑うことがあります。
だから、比較的余裕のある休みの日にガッツリと没頭してプレイするのがおすすめです。
住民一人一人に名前があり生活感を感じることができる
あなたが運営する国家の住民一人一人に名前が付けられています。
そして、住民一人一人の生活感をヒシヒシと感じることができるんです。
- 朝起きて、仕事に行く
- 仕事が終わったら酒場に行って、仕事終わりの一杯を引っ掛ける
- ツライ仕事で給料が安ければ退職する
- 体調が悪くなれば病院へ行く
- 海の幸・山の幸など多彩な食事を楽しめると幸福感が増す
- 劇場や遊園地で休日を楽しむ
- 生活の質が悪いと政府に対し苛立つ
世界の名所を略奪して自分の国に設置できる
トロピコ6からは「世界の名所」を略奪して、自分の国に設置することができちゃいます。
「略奪」は、今までのトロピコシリーズはできなかったトロピコ6からの新要素になります。
- ストーンヘンジ(イギリス)
- ブランデンブルク門(ドイツ)
- ハギア・ソフィア(トルコ)
- サマルカンドのレギスタン広場(ウズベキスタン)
- タージマハル(インド)
- エッフェル塔(フランス)
- モアイ像(チリ)
- 彦根城(日本)
- 自由の女神(アメリカ)
- 大スフィンクス(エジプト)
- ローマのコロッセウム(イタリア)
- 聖ワシリイ大聖堂(ロシア)
世界の名所を強奪して設置すると、観光客の評価が向上したり・内政が進めやすくなるなどの大きな恩恵を受けることができます。
トロピコ6のゲームフロー
トロピコ6は、4つのゲームモードで遊ぶことができます。
- ミッション(特定の目標が掲げられた全15種類のストーリーモード)
- サンドボックス(最大31種類のマップから好きな島を選んで、自由に国家運営ができる)
- オンライン(最大4人までプレイできるマルチプレイ)
- チュートリアル(プレイ方法の基礎が学べる)
「ミッション」は、ストーリーモードのような役割になっています。
次々に与えられる目標をクリアして、ゲームオーバーにならずに目標をすべてクリアできればミッションクリアになります。
「サンドボックス」は、好きなマップを選んで自分の好きなように国家経営を楽しむことができます。
「オンライン」は、対戦・協力型の最大4人まで参加できるマルチプレイを楽しむことができます。
友達と集まって夜な夜な気の済むまで遊び倒すことができますね。
「チュートリアル」では、ゲームの基礎を学ぶことができます。
トロピコ6で初めに取り掛かる作業は「道路の整備」になります。
トロピコ6は、道路がなくても住民は移動してくれます。
しかし、物流や遠方への移動には車が必要となるので道路の整備は必須です。
道路が整備できたら、農園や鉱山などの原材料を獲得する施設を建設するのがベターです。
「いきなり観光施設を建てまくって、観光立国を目指す」など、いろいろな手法はあります。
でも、初心者には難しいので農園や鉱山で手堅く進めましょう。
港の整備やトラック運転事務所を設置して物流システムを構築します。
物流システムが構築できると、生産した資源を工場へ輸送したり・工場で加工した製品を海外へ輸出したり国中の輸送が円滑に行われるようになります。
農園や鉱山などで資源を獲得できるようになったら、より高い価格で輸出できる「加工品の生産」を行います。
- 砂糖を加工して生産する「ラム酒」
- 魚を加工して生産する「缶詰工場」
- ミルクを加工して生産する「チーズ工場」
加工品の工場だけで12品目の製品が製作できるので、ホントに幅広い経営が行えます。
経済が徐々に回り始めたら、住民の幸福度を向上させる施設を建設していきます。
- ホームレスの住民には宿泊小屋を提供
- 食事やお酒が楽しめる酒場やカクテルバーを建設
- 子供や観光客に喜ばれる植物園や遊園地の建設
- 教育を受けさせるために高校や大学の建設
住民たちの幸福度を確認しながら、不足している項目について充実させていくことが大切です。
上記がトロピコ6の基本的なゲームフローになります。
内政の基礎固めが完了してきたら、政治や外交分野にも着手し始めます。
また、時代を「植民地時代>世界大戦>冷戦>近代」と進めていくと、原子力発電所や研究所など更に高度な施設を建てられたりします。
トロピコ6の感想・評価
経営シミュレーション好きなら睡眠時間を削ってでも遊ぶたくなるゲーム
ゲームに夢中になって「ふと気付いたら朝になってた」って経験はありますか?
トロピコ6をプレイすると、時間感覚がなくなるぐらいに熱中できます。
ミッションを遊び始めるとクリアするのに、4〜5時間はサクッと掛かります。
そして、プレイすればするほど運営している島々に愛着が湧いてきます。
- 道路をしっかりと整備して、住宅街や娯楽施設をキレイに配置できた
- 仕事場(農園や鉱山)と居住地を上手に配置し、都心と郊外のベッドタウンみたいな島を作成
- 多数の犯罪者(犯罪王)からの賄賂でボロ儲け
クリア後も継続して国家運営が続けられるので、さらなる発展に向けてエンドレスでプレイし続けてしまう魅力がありました。
また、ミッションクリア後には「今まで手塩に掛けて育ててきた島々」を眺めながらのプチエンディングがあり非常に高い達成感を感じることができます。
PS4で遊びやすいようにユーザーインターフェースが工夫されている
トロピコ6は、PC版ゲームとして既に発売されていました。
PC版のままだとPS4では遊びにくいので、ユーザーインターフェースが非常に工夫されています。
経営シミュレーションって、やれることがたくさんあるので複雑で分かりにくいインターフェースが多いのですよね。
しかし、PS4版のトロピコ6はサクサク簡単に思い通りのことができちゃいます。
コントローラーのL2ボタンを押せば「ホイール式のコマンド選択ツール」が表示されます。
ホイール式のコマンド選択ツールから、ほぼすべての指示が行えるのでスムーズにゲームを進めることができます。
チュートリアルが充実しているので初めての方もスグにトロピコを満喫できる
「経営シミュレーションって複雑で難しそう」って方でも安心してプレイできるように、トロピコ6では豊富なチュートリアルが準備されています。
カメラ操作やコマンドの使い方などのプレイする上での基礎的なこと。
そして、港やトラック運転事務所などの物流説明や鉱山・酒場などの初歩的な経済活動が学べます。
国家を運営していく上で必須となる「市民の幸福度」や「国内派閥や支持率」などについて学べます。
憲法・布告の発令や政府機関の建設を通して、内政について詳しく学べます。
国内のインフラ(交通・電力)整備や観光など、より上級者向けの経済活動について学べます。
反政府活動を行うゲリラ集団の対処方法やブローカーを通じた闇取引など上級者向けのゲームプレイについて学べます。
チュートリアルを一通りクリアすることで、初めてプレイする方でもスグにトロピコの世界を満喫できる準備が整います。
トロピコ6の感想・評価まとめ
トロピコ6は非常に自由度の高く熱中できる独裁国家経営シミュレーションゲームです。
是非とも、トロピコのプレジデント(大統領)となり、あなたの好きなように国家統治をしてみてください。
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