この記事では、「ラストオブアス(リマスター版)」をプレイした感想を紹介します!
ラストオブアスは、メチャクチャ評価の高いゲームです。
- 累計売上本数が全世界で1700万本以上を記録
- ゲーム史上最多となる、231以上のメディアで「GOTY(ゲームオブザイヤー)」を受賞
- 英国アカデミー賞ゲーム部門で5部門受賞(ベストゲーム・ストーリー・演技・音楽・アクション&アドベンチャー)
雑誌やウェブサイトにて、その年に発売したPC・コンシューマーゲームの中で一番優れた作品に贈られる名誉ある賞
「洋ゲーって、当たり外れが激しいからあんまり期待してプレイしないよ?」と、アホな考えをしていたプレイ前の私を全速力でぶん殴りたくなるぐらいに面白かったです。
全世界のゲームメディアから絶賛された神ゲーをあなたも是非体験してみてください!
ラストオブアス(リマスター版)の特徴
本作「ラストオブアス(リマスター版)」は、PS3で発売された「ラストオブアス」に以下の内容が追加された作品です。
- グラフィックがフルHD(1080p、60fps)対応
- 超高難易度(グラウンド)モードが追加
- 好きな場面を自由なアングルでスクショできるフォトモードが追加
- DLC「Left Behind -残されたもの-」が初めからインストール済み
PS3ですでに「ラストオブアス」をプレイ済みの方でも、フルHDで未体験の高難易度モードが楽しめるので満足できますね。
序盤の5分で心をギュッと掴まれて物語(ストーリー)に引き込まれる
ラストオブアスは、よくあるパンデミックもののゲームです。
謎の寄生菌が突然発生して世界中が大混乱に陥る、って感じのお決まりのプロローグが始まります。
しかし、ストーリーが非常に作り込まれているんです。
伏線の張り巡らせ方や登場人物たちの感情の起伏が上手に構成されているので、プレイヤーを魅了する作品に仕上がっていました。
私は事前情報無しでプレイし始めたので、「あぁー、主人公のジョエルと娘のサラが荒廃した世界を旅するのかぁ」と軽く考えていました。
でも、「パッケージに載っていた女の子とはちょっと違うよね」と思っていたら・・・
たくさんの感染者たちに追われてガチで逃げ惑い、兵士に撃たれて愛娘のサラが死んじゃうんですよ。
私は、口をポカーンと開けっ放しで「マジか?」と唖然としていたらタイトルロゴがドーン。
「もうね、開始5分で心をギュッと掴まれちゃいました」
もしも、ラストオブアスが海外ドラマだったら、徹夜で観続けちゃうぐらいにハマっちゃいます。
あとは、あなた自身で世界が認めた素晴らしいストーリー構成と世界観にズッポリと浸ってください。
アクション要素が豊富でハラハラ・ドキドキがバッチリ味わえる
ラストオブアスはストーリーが良い!って言われてるけど肝心のゲーム内容は面白いのか?って思いますよね。
ただのストーリーを追うだけのゲームなら、映画でも観てた方が良いですから。
でも、心配は要りません!
ラストオブアスはアクション要素が豊富でハラハラ・ドキドキがバッチリ味わえます。
- イージー:初心者向け、武器や資材が多めに配置されて敵も弱い
- ノーマル:中級者向け、適度な武器と資材配置
- ハード:上級者向け、武器と資材が手に入りにくい
- サバイバー:高難易度、アイテムは貴重な存在で敵からのダメージは2倍に増加
- グラウンド:超高難易度、やりこみコンテンツなので初見クリアはほぼ不可能
ゲーム難易度も5段階から選択できるので、アクション初心者から上級者まで満足できます。
私は「ノーマル」で始めましたが、やりごたえは抜群。
ピストルや弓矢など意外と多くの武器が手に入ります。
しかし、弾薬数は限りがあるので手当り次第ドンパチするような戦い方はできません。
足音を立てないように、敵の背後からゆっくり近づいて首をへし折ったり・ナイフで一突き、といった隠密行動(ステレス)が戦闘の基本になります。
敵の種類もさまざまで、感染者だけじゃなく人間も相手に戦わなければいけません。
- 音がしたら鬼の形相で襲ってくる感染者(クリッカー)
- プレイヤーの気配を感じたら全速力で走ってくる感染者(ランナー)
- 軍隊仕込みの連携プレイで襲ってくる人間(ハンター)
武器の弾数が底を尽き体力も少ない、そんなときにどうやって切り抜けようか?と、ヒリヒリした緊張感で心臓バクバクになります。
アクション初心者にも優しいゲーム設計
謎解きや次の目的地を見失っても、一定時間経つとゲームのヒント(上画像の左下参照)を表示してくれます。
L3ボタンを押すと、謎解きのヒントや次の目的地への道をさり気なく教えてくれるんです。
アクション初心者にも優しいゲーム設計がされており、細部まで心配りがされたゲームだな!と感心しました。
適度な謎解き要素とアクション要素、そして心に響く完成度の高いシナリオ構成がラストオブアスの魅力ですね。
ラストオブアス(リマスター版)のゲームフロー
ラストオブアスのゲームフローは「戦闘・探索パート」と「イベントパート」によって進行していきます。
そして、「戦闘・探索パート」と「イベントパート」はシームレスに切り替わっていくので違和感がゼロ。
あと、ラストオブアスは、オープンワールドゲームではないので、基本的にストーリーの道筋は決まっています。
だから「荒廃した世界を自分で好き勝手に暴りまわりたい!」って方は、別のゲームをプレイすることをおすすめします。
ストーリー重視のゲームを楽しみたい!ヒューマンドラマの映画が好きだ!って方にはガッツリハマりますよ。
ラストオブアス(リマスター版)をクリアした感想・評価
ゲームだけどゲームじゃないと感じるほど世界観が上手に構築されている
ラストオブアスは、荒廃した世界をサバイバルする世界観が美しいグラフィックと音楽によってさらに際立った面白さになっています。
資材や物資も現実的な配置になっているので、リアル感があります。
例えば、おもちゃ屋や食料品店で無造作に弾薬が落ちてるとか興ざめするようなありえない設定は一切ありません。
そして、ユーザーインターフェースが極端にシンプルになっており、ゲームの進行を妨げずに没入感を高めています。
ストーリーやシナリオが重要視されており、ホントに映画の世界に入り込んだ気持ちになるんです。
ハリウッドの大作映画を観てるようなストーリー展開が最高に心地よい
ラストオブアスをプレイし終えて、スタッフロールを観ているときの気持ちは「まるでハリウッドの素晴らしい映画を観終えたあとのような感じ」になりました。
映画館でスタッフロールが流れているけど、「まだ席を立ちたくない!ずっとこの世界観を味わっていたい!」と思えるぐらいの素晴らしい映画。
そんな素晴らしい映画と同じぐらいの高揚感をラストオブアスは体験させてくれました。
主人公の中年男ジョエルと少女エリーは、実の親子ではありません。
しかし、実の親子以上の絆で結ばれていきます。
物語の合間に交わされる何気ない会話も感情移入の度合いを高めてくれる
- エリー「ジョエルは昔何になりたかったの?」
- ジョエル「歌手だな」
- エリー「えー!じゃあ歌ってよー」
- ジョエル「いやだ。絶対に嫌だ!」
ストーリーにはなんにも影響がない会話ですよね。
しかし、ジョエルとエリーの関係性が変化していく様子がプレイヤーにもジワジワと伝わってくるんです。
二人が出会った頃は、任務のため一緒に行動しているだけでした。
でも、一緒に物語を進めるうちに少しづつ親密さが増していきます。
そして、物語終盤では賛否両論の議論が繰り広げられる衝撃の展開があなたを待っています。
ゲームタイトルは「The Last of Us」、日本語では「わたしたちの最後」。
是非ともあなた自身でジョエルとエリーの最後を見届けてください。
コメント