この記事では「PXNの最新プロコン P50」をレビューします。
以前PXNのプロコン9607xを動画で紹介したのですが、それを見てくださったメーカーの方から新商品をご提供いただきました。
ちなみに9607xは、手ごろな価格設定もかかわらず使い勝手や独特の手触りなどで好印象を持っていました!
なのでメーカーの方からお話をいただいたときは、
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2020/11/24514fef6129f745ecb78a7d4265e324-150x150.jpg)
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めっちゃ楽しみじゃんw
と期待に胸ふくらませていました。
そう、実際に使うまでは・・・
ということで、この記事ではプロコンを40台以上集めてきたプロコンおたくの私が実際に使ってみた感想を正直に紹介します!
- スイッチ向けのプロコンを探してる
- どんなプロコン買おうか悩んでる
という方は、ぜひとも参考にしてみてください!
読者の方が不利益になるような記事は絶対に作りませんので、安心して読んでいただけると嬉しいです。
\Youtubeでも動画レビューしています/
過去の動画はこちら
この記事は、実際に使ってみた私個人の主観にもとづく感想になります。
過度に製品の批判をする意図は一切ありません!
その点だけは、ご留意願います。
PXN P50の付属品&外観チェック
まずはPXN P50の付属品と外観をチェックしていきます!
PXN P50の付属品
付属品をサクッとチェックしていきます。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000720.png)
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000720.png)
今回はグリーン・ホワイト・ブルー3種類のカラーを送っていただきました!
カラーによって性能の違いはありません。
とりあえず、一番かわいいカラーリングだったグリーンを開封して付属品をチェックしていきます。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000721.png)
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付属品はめっちゃシンプル構成。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000722.png)
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プロコン本体、
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接続用USBケーブル、
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000724.png)
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取説類のみです。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000725.png)
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コントローラーの重さは、約215グラムでした。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000726.jpg)
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純正プロコンのコントローラー重さは約249グラムなので、そこそこ軽めのコントローラーですね。
PXN P50の外観
次に外観をチェックしていきます。
PXNの新型プロコンを持ったときに感じたのが「えっ?全然感触が違う・・・」でした。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000727-1024x464.jpg)
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左が以前レビューしたプロコン9607Xで、右が新型のプロコンP50です。。
画像だと手触りや感触が伝わらないのですが・・・
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000729.jpg)
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新型のプロコンは、よくあるプラスチックそのものです。
まぁ一般的なコントローラーですね。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000728.png)
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しかし9607Xはプラスチックにウレタン系の特殊加工がされており、とてもいい手触りだったんです!
9607Xはしっとりしているのにスベスベしていて、かといってツルツルでもない。
すごく良いグリップ感だったんです。
新型ということで期待が膨らんでいたので、手触りの変更はかなりショックでした。
しかし変更されちゃったものは仕方がないので、とりあえずコントローラーの外観チェックを続行します。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000730-e1676940712729.jpg)
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新型のコントローラー背面には、なんと背面ボタンが付いています!
が、これはヤバい感じw
わたしの経験によると、大きさや配置的に典型的な使いにくい背面ボタンの可能性が高い。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000733.jpg)
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わたしはスイッチ用はもちろん、PS系のコントローラーも数多く持っています。
SCUFやNacon、BBCやEVILといったカスタムコントローラーはほぼ全制覇しています。
しかし、こんなところに小さい背面ボタンを配置しているコントローラーはあんまり見たことがありません。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2020/11/24514fef6129f745ecb78a7d4265e324-150x150.jpg)
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とはいえ実際に使ってみないと使い心地は分からないので、先入観で決めつけずにのちほど詳しくレビューします!
ってことで、背面ボタンはスルーして外観チェックを続行しましょう。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000735.png)
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ZL/ZRボタンは前モデル同様にフカフカ仕様です。
個人的にはカチカチ押せるトリガー仕様が好きなんですが、まぁ仕方がないw
って思っていたら、またヤバいところを見つけました。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000739.jpg)
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ピンクの方が9607X、ブルーの方がP50。
P50ではLRボタンがZLZRと近すぎる仕様になっているではありませんか。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000737.jpg)
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実際に押してみるとこんな感じ。
LRボタンを押すときに指がZLZRボタンに干渉するので、めちゃくちゃ嫌です。
提供品ですが言わせてください!
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これはねぇぜ?w
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しかもZLZRボタンを手前側で押すと、LRボタンとの隙間に指が挟まるんですよ??
外観チェックの段階では、結構グッとくるプロコンです。
PXN P50の特徴
外観チェックが終わったところで、次はPXN P50の特徴を見ていきます。
PXN P50の特徴は次の3つです。
それぞれの特徴をサクッとみていきましょう!
特徴1:専用アプリで細かい設定が可能
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000740.png)
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まずは1つめの特徴「専用アプリで細かい設定が可能」について。
PXN P50は、専用のアプリでカスタマイズできます。
使い方は超簡単!
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000741-e1676881525944.jpg)
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コントローラーをスイッチにペアリングさせます
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000742.jpg)
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あとはスマホのアプリを立ち上げて、コントローラーとBluetooth接続させればOK。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000743.png)
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すると、こんな感じでアプリが立ち上がります
そして専用アプリで出来ることは主に、
- ボタンの割り当て変更
- スティックのデッドゾーン調整
- 振動調整
の3つです。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000744.png)
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「ボタンの割り当て変更」は、コントローラーのすべてのボタンに対して割り当てを変更することができます。
基本的に標準で割り当てされているボタン配置を変更するというよりは、背面ボタンであるM1M2になんのボタンを割り当てるか?というのが主な使い道って感じ。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000745.png)
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「スティックのデッドゾーン調整」は、名前のとおりスティックのデッドゾーン調整を行うことができます。
左右それぞれのスティックに対して、有効範囲を任意に調節することが可能。
とはいえ、調節できる項目は有効範囲のみです。
デッドゾーンの調節で最大感度にした状態のデッドゾーンを確認してみましたが・・・
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000747.png)
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スティックをこのぐらい傾かせないと反応しないし、
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000748.png)
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グルグル回してみて動きを確認しましたが、スルスルとスムーズに動いていない印象です。
純正の場合はスティックの傾きとカーソルの動きが非常にスムーズに連動しますが、PXNのスティックは残念ながらそこまで高性能な印象ではありません。
ちなみに振動の設定は「左右に搭載している振動ユニットの強弱を任意で設定できる」という簡易的な機能。
以前↓の動画で紹介したHORIパッドFPSでは、エイム曲線の調節ができたり豊富なカスタマイズができました。
なのでPXNの専用アプリで出来るカスタマイズは、そこまで凄いという印象はありませんでした。
特徴2:2つの背面ボタンを搭載
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000732.png)
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2つめの特徴「背面ボタン搭載」について。
外観チェックのときに触れましたが、新型プロコンP50には前モデル9607Xにはなかった背面ボタンが2つ付いています。
が・・・
実際にグリップしてみて、押しにくそうだと感じました。
背面パドルではなく背面ボタンなので、グリップする際に押しやすい位置へ配置するのが一般的だと思います。
しかしP50は、中途半端な位置に背面ボタンが配置されています。
これを実際にゲームで使ったらどうなるのか?
この後「PXN P50を使って実際にゲームをプレイしてみた!」で感想をお伝えします。
特徴3:搭載している機能はほぼ純正
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/3148fa0f78ba8310d9d26f2501141a28.jpg)
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3つめの特徴「搭載している機能はほぼ純正」について。
これは前のモデルのレビュー動画でも話してますが、PXNはサードパーティ製プロコンとしては数少ないほぼ純正レベルの機能を搭載したコントローラーです。
- NFCの読み取り
- コントローラーでスイッチのスリープ解除
- スクショ・動画撮影
- ジャイロ機能
といった機能をすべて搭載しています!
サードパーティ製のプロコンは「NFC機能は搭載しているけどジャイロ機能は搭載していない」とか「スリープ解除が出来ない」といった感じのものが多いです。
そんな中、純正とほぼ同じ機能を搭載しているPXNのプロコンはなかなか良さげかなと思います!
PXN P50を使って実際にゲームをプレイしてみた!
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000750.jpg)
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外観や特徴を見てきましたが、やはり実際にゲームをプレイしてみないと使い心地は分かりません!
なのでPXNの新型プロコンP50を使って、フォートナイトをプレイしてみました!
まず実際に使ってみて感じたのは、手触りへの不満。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2020/11/24514fef6129f745ecb78a7d4265e324-150x150.jpg)
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なぜ表面処理が変わった?
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000728.png)
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000728.png)
前回レビューした9607Xはウレタン系の特殊塗料が塗布されていて、かなり手触りが良かったんです。
べたつかず、赤ちゃんの肌みたいに柔らかくて、サラサラした感触。
でもP50はグリップ感がゴリゴリのプラスチックなので、全く気分が高まりません。
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000732.png)
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000732.png)
あと、専用のスマホアプリでボタン配置やスティックのデッドゾーン調整など細かい調節ができるのは非常に良いと思うのですが、背面ボタンはいただけません。
これまで背面ボタンを搭載したコントローラーは数多く試してきましたが、なぜこの形にしたのでしょうか?
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000751.jpg)
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/WS000751.jpg)
SUCFやNACON、PDPといった背面ボタンを搭載したコントローラーと比較すると、押しにくさが際立っています。
- グリップ姿勢から離れた場所に背面ボタンが配置されている
- 背面ボタン自体の大きさがきわめて小さい
背面ボタンを押す姿勢がとても窮屈で、押すというより指をスライドさせる感じ。
背面ボタンを搭載するのであれば、もっとユーザーの使いやすさを追及していただければ嬉しいなと思いました。
まとめ:前モデルのほうが良かった・・・
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/PXN-P50.jpg)
![](https://www.mediocrity-blog.com/wp-content/uploads/2023/02/PXN-P50.jpg)
PXNの最新コントローラー、P50をレビューしました!
正直提供品なので、言葉を選んでレビューをしています。
しかし、伝えたいことはただひとつ。
前モデルのコントローラーがとても良い感じだっただけに、今回の出来栄えにはとてもガッカリしました。
良かった点と悪かった点をまとめるとこんな感じです。
良かった点 | 悪かった点 |
---|---|
改善しようという姿勢はすごく感じた | 操作性があまり良くない |
PXN P50の良かった点
PXN P50の良かった点は「改善しようという姿勢はすごく感じた」というところ。
前回のモデルから新たな機能を盛り込んであり、改善しようという気持ちはとても感じられました。
しかしその改善が「本当にユーザーのためになるのか?」という切り口で考えると、あまり効果的な改善に繋がっていないのかな?と思いました。
PXN P50の悪かった点
PXN P50の悪かった点は「操作性があまり良くない」ところ。
背面ボタンやLRボタンなど、そもそもの製品構造的に使い勝手が悪いと感じました。
専用アプリに関してはアップデートで改良していけば大丈夫だと思いますが、構造的な問題はどうしようもありません。
なので次回以降の新型開発の際は、
「ユーザーにとって最適なものは何か?」
「ユーザーは、何を求めているのか?」
を追及していただけると、とても嬉しいです!
手触りがいいのはこっち!
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