2025年6月に発売されたNintendo Switch2ですが、供給不足で定価で手に入れられない事例が多発しているため、スペック・価格が気になる方も多いですよね。
そこで今回は、Nintendo Switch2のスペック・販売価格について、PS5 ProやゲーミングPCと比較しながら詳しく解説していきます。
ゲーム選びを初めて行うライトゲーマーに向けて、Nintendo Switch2のおすすめソフトについても紹介していきます。
任天堂の最新ハードであるNintendo Switch2の購入を検討している方は、続きの内容を読み進めてみてください。
2025年6月に発売した「Nintendo Switch2」のスペック・価格は?


2025年6月に発売された「Nintendo Switch2」は、RTX 3050相当のNVIDIA GPUが搭載されていますが、省電力性を高めるためにCPU性能は抑えられているのが特徴です。
性能の低さゆえに快適にプレイできるタイトルが限られていますが、Nintendo Switch2でしか遊べないゲームが存在するので、任天堂のソフトを遊び尽くしたい方におすすめです。
また、PS5(Pro)やデスクトップ型ゲーミングPCと異なり持ち運びが可能で、本体重量も534gと非常に軽量なため、屋外でもゲームを楽しみたい方にも適しています。
希望小売価格が49,800円とPS5 Proの半分以下に抑えられているため、品薄問題が解消すれば気軽に購入できるのも魅力です。
おすすめ度 | |
価格(税込) | 49,800円 |
CPU | AMD ARM Cortex-A78 (AMD Ryzen 5 4500の1/5程度) |
GPU | NVIDIA GPU (RTX 3050相当) |
メモリ | G9GB LPDDR5 |
ストレージ | SSD:256GB UFS HDD:無 |
駆動時間 | 最大6.5時間 |
通信規格 | 有線LAN(Ethernet):最高1Gbps 無線LAN(Wi-Fi 6):最高9.6Gbps Bluetooth:周辺機器の接続に使用 |
重量 | 534g |
本体サイズ | 116 × 72 × 13.9 mm |
PS5 ProやPCと比べたNintendo Switch2のメリット


Nintendo Switch2は、PS5 ProやPCと異なり持ち運びが可能で、定価であれば5万円前後で入手できるのが魅力です。
PS5 ProやPCと比べた、Nintendo Switch2のメリットを詳しく解説するので、興味を持った方はチェックしてみましょう。
- 他のハードに比べて圧倒的に安く5万円程度で手に入る
- 軽量かつコンパクトで屋外にも気軽に持ち運べる
- ブレス オブ ザ ワイルドなどの任天堂ソフトを楽しめる
- 他のNintendo Switchと連携できるので家族で遊べる
- ゲームチャット機能も付いているため楽しく会話できる
- 最大消費電力が60Wしかないので電気代を節約できる
- 両端に付いているジョイコンはマウスとしても活用できる
- microSD Express Cardを挿入するだけで容量を増やせる
他のハードに比べて圧倒的に安く5万円程度で手に入る
ゲームの要求スペックが向上し、高性能なGPU・CPUが求められるようになった関係で、ゲーム用パソコンで20万円台・PS5 Proでさえ12万円程度まで販売価格が高騰しました。
しかし、Nintendo Switch2であれば定価49,800円で入手できるため、ゲームに大きな予算をかけられないカジュアルゲーマーや子供におすすめです。
2025年6月時点では、コスパのよさから品薄状態になり転売品でも6~7万円程度かかるため、在庫が復活するまで待ちましょう。
(任天堂の徹底的な転売対策により、レシートの無い転売品は保証が付かないので、必ず新品を購入しましょう。)
製品名 | GPUモデル | CPUモデル | 価格 |
---|---|---|---|
Nintendo Switch2 | NVIDIA GPU (RTX 3050相当) | ARM Cortex-A78 (AMD Ryzen 5 4500の1/5程度) | 49,800円 |
PS5 Pro | AMD Radeon Graphics (RTX 4060 Ti相当) | AMD Ryzen7 Zen2 Processor (Ryzen 5 4500~5500相当) | 119,980円 |
GALLERIA XA7C-R57 (ドスパラ製デスクトップPC) | RTX 5070 | Core i7-14700F | 274,980円 |
軽量かつコンパクトで屋外にも気軽に持ち運べる
据え置き型のゲーム機である、デスクトップ型ゲーミングPCやPS5 Proは、外部電源を使うため屋外で使うのが難しいです。
ゲーミングノートPCであれば屋外にも持ち運べるものの、通常のノートパソコンに比べて重くてかさばるため、持ち運びづらいです。
しかし、Nintendo Switch2であれば、重量が534gと非常に軽量なので屋外にも気軽に持ち運べます。
(ゲーミングノートPCと同様に、バッテリー駆動にするとグラフィック性能が落ちる仕様になっているため、屋外で遊ぶ時は設定を落としましょう。)
製品名 | 重量 | サイズ |
---|---|---|
Nintendo Switch2 | 534 g | 116 × 72 × 13.9 mm |
PS5 Pro | 3.1kg | 388 × 89 × 216 mm |
GALLERIA XA7C-R57 (ドスパラ製デスクトップPC) | 12.86 kg | 440 × 220 × 480 mm |
ブレス オブ ザ ワイルドなどの任天堂ソフトを楽しめる


ゼルダの伝説・マリオシリーズやスプラトゥーン3などの任天堂ソフトは、独占タイトルになっているため、Steam上ではダウンロードを行えません。
そのため、ゲーミングPCやPS5 Proでは上記のソフトを入れられませんが、Nintendo Switchシリーズであれば任天堂ソフトを楽しめます。
ブレス オブ ザ ワイルドなどの任天堂ソフトを楽しみたい方にも、Nintendo Switch 2がおすすめです。
他のNintendo Switchと連携できるので家族で遊べる
Nintendo Switch2にも、Nintendo Switchと同様に連携機能があり、他のSwitch2や旧Switchと最大8台のローカル通信が可能です。
マリオカートやスプラトゥーンといった、任天堂のオンラインゲームに対応しているため、Nintendo Switchを複数台持っていれば家族で遊べます。
連携時にアカウント名が変わりますが、セーブデータは任天堂のクラウド上に保管されているので、データが上書きされてしまう危険性はほとんどありません。
ゲームチャット機能も付いているため楽しく会話できる
Switch2では、ゲームチャット機能も搭載されていて、Cボタンを押すだけで最大で12人と会話を行えます。
ゲーム内の設定で「ゲーム画面共有」をオンにすると、最大4台という制約はありますが、ゲーム画面の共有も可能です。
ノイズキャンセリング付のマイクが標準搭載されているため、周辺機器を用意しなくても快適にチャットを楽しめます。
最大消費電力が60Wしかないので電気代を節約できる
Switch 2のピーク消費は60Wと非常に小さく、PS5 Pro(390 W)の6分の1、ハイエンドPC(750 W)の12分の1しかありません。
消費電力が1kWだと1時間につき30円かかるため、毎月100時間ゲームをプレイした場合は、電気代を1,000円~2,000円節約できます。
製品名 | 最大消費電力 |
---|---|
Nintendo Switch2 | 60W |
PS5 Pro | 390W |
GALLERIA XA7C-R57 (ドスパラ製デスクトップPC) | 750W |
両端に付いているジョイコンはマウスとしても活用できる
Nintendo Switch2の両端に付いているジョイコンは、マウスとしても活用でき、左クリック(「L/R」ボタン)や右クリック([ZL/ZR]ボタン)にも対応しています。
しかし、通常のマウスに比べて幅が狭く、ジョイコン単体では握りづらいので、デフォルトの状態では操作性に劣ります。
Switch2のジョイコンをマウスとして活用したい方は、アダプターを取り付けて握りやすくしておきましょう。
microSD Express Cardを挿入するだけで容量を増やせる


Nintendo Switch2の背面にmicroSDカードスロットが搭載されているため、外付けのSSDを利用しなくても、microSD Express Cardを挿入するだけで容量を増やせます。
ただし、「microSD Express」のロゴが入ったSDカードでないと、ゲームソフトのデータの保存は行えず、写真と動画のコピーしか行えなくなります。
容量制限も存在し、2TBまでのSDカードにしか対応していないので、microSDカードを購入する時は規格・容量を確認しましょう。
PS5 ProやPCと比べたNintendo Switch2のデメリット


Nintendo Switch2は価格が安い分、GPUやCPUのスペックが抑えられているため、高いフレームレートを出せない欠点が存在します。
ここでは、PS5 ProやPCと比べたNintendo Switch2のデメリットを解説するので、疑問点や不明点がある方は、該当する部分を確認してみましょう。
- 他のゲーム機に比べてグラフィック性能が低い
- フレームレート上限が低くApex Legendsは30fpsでしか遊べない
- 標準構成ではストレージ容量が256GBしかない
- 遊べるゲームの種類がゲーミングPCに比べると少ない
- オンラインゲームを遊ぶと年間2,400円の会費がかかる
- Switch2の標準機能では30秒しか動画の録画を行えない
他のゲーム機に比べてグラフィック性能が低い
任天堂の最新ゲーム機であるSwitch 2は、据え置き型のゲーム機に比べるとグラフィック性能が低く、ドックに接続した状態でもRTX 3050相当のスペックしかありません。
GPUの一部がドックに搭載されている関係で、持ち運び可能な状態にすると、さらにグラフィック性能が下がります。
重量級のゲームを行うには力不足なため、任天堂のソフトを遊ばない方は、処理性能に優れたゲーミングノートPCを選んだ方が良いです。
フレームレート上限が低くApex Legendsは30fpsでしか遊べない
グラフィック性能が抑えられている関係で、フレームレートの上限が120fpsと低く、PS5 Proよりも画面がカクつきやすいです。
さらに、Nintendo Switch2に非対応のApex Legendsでは、30fpsのカクカク映像でしか動かせないため、快適にゲームを遊べません。
スプラトゥーン以外のFPSゲームをヌルヌル映像で楽しみたい方は、高いフレームレートを出せるデスクトップ型のゲーミングPCを選びましょう。
標準構成ではストレージ容量が256GBしかない
Nintendo Switch2の標準構成のストレージ容量は256GBと、前世代の32GBに比べると飛躍的に増量されたものの、PS5 ProやゲーミングPCに比べると保存できるデータの量が少ないです。
動画配信を行うとあっというまに容量が尽きるため、任天堂ソフトの実況プレイを行いたい方は、microSD Express Cardを用意しましょう。
製品名 | ストレージ容量 |
---|---|
Nintendo Switch2 | 256GB |
PS5 Pro | 2TB |
GALLERIA XA7C-R57 (ドスパラ製デスクトップPC) | 1TB |
遊べるゲームの種類がゲーミングPCに比べると少ない
任天堂のプラットフォーム上で動くNintendo Switch2は、Steam等のPCゲームプラットフォームには非対応なため、遊べるゲームの種類がゲーミングPCに比べると少ないです。
しかし、任天堂のゲームはNintendo Switchシリーズでしか遊べないため、他のゲーム機では代用できない強みが存在します。
PCゲームだけでなく任天堂のゲームも遊びたいといった、欲張りゲーマーの方はゲーミングPCも購入しましょう。
オンラインゲームを遊ぶと年間2,400円の会費がかかる


ゲーミングPCと同様に年会費がかかり、PS5 Proほど高価ではないものの、オンラインゲームを遊ぼうとすると年間2,400円かかります。
マリオカートやスプラトゥーンなどの任天堂ソフトは、ゲーミングPCではプレイ不可能なため、任天堂のオンラインゲームを遊びたい方は年会費の支払いを行う必要があります。
製品名 | 年会費 |
---|---|
Nintendo Switch2 | 2,400円 |
PS5 Pro | 6,800円 |
GALLERIA XA7C-R57 (ドスパラ製デスクトップPC) | 0円 |
Switch2の標準機能では30秒しか動画の録画を行えない
Switch2でも動画のキャプチャを行えるものの、標準機能では30秒しか動画を録画できない上に、フォートナイトなどの一部ゲームではキャプチャ自体を行えません。
キャプチャーボードを使う方法は、高性能なGPUを搭載したゲーミングPCが必要になるため、数十万円の追加費用が必要になります。
パソコンを持っていない方で、長時間の録画を行いたい方は、1~2万円程度で入手できるゲームレコーダーを購入しましょう。
Nintendo Switch2で遊ぶのにおすすめのゲーム
ここでは、Nintendo Switch2で遊べるゲームの中で、高い人気を誇るおすすめ人気ソフトの特徴を詳しく解説していきます。
Nintendo Switch2でしか遊べない任天堂ソフトだけでなく、サイバーパンク2077などのゲーミングPC向けのタイトルも紹介するので、ゲーム選びで迷っている方は参考にしてみてください。
- マリオカート ワールド
- ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
- ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
- ドンキーコング バナンザ
- カービィのエアライダー
- サイバーパンク2077
- スプラトゥーン3
- Fortnite(DirectX12)
マリオカート ワールド


Nintendo Switch2の発売日(2025年6月5日)と同時に販売され始めた、マリオカートシリーズの最新作で、大陸を横断してレースを行うのが特徴です。
新しいキャラクターやアイテムが追加され、勝ち残り形式のサバイバルモードも用意されています。
Switch2の新機能であるチャット機能をフル活用できるため、ゲームを他人とワイワイ楽しみたい方におすすめです。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム


ゼルダの伝説シリーズのオープンワールドゲームの最新作で、コンテンツの内容自体は基本的に変わりません。
しかし、ハード自体の性能が向上したことで、画質や動作の快適性が大幅に改善され、より没入感のあるゲームプレイが可能になりました。
オープンワールドゲームに興味がある方は、60fpsに対応した「ティアーズ オブ ザ キングダム Nintendo Switch 2 Edition」を遊んでみましょう。


ポケットモンスター スカーレット・バイオレット


ポケットモンスターシリーズの最新作であるスカーレット・バイオレットは、発売日自体は2022年11月18日と新しくありません。
しかし、Nintendo Switch 2向けのアップデートが行われたことで、フレームレート上限が60fpsになっただけでなく、マップに出現するポケモンの数も増えました。
ソフトのデータはNintendo Switchから転送できるため、ポケモンシリーズにハマり続けている方は、スカーレット・バイオレットのデータを引き継ぎましょう。
ドンキーコング バナンザ


ドンキーコング バナンザは、発売日は1か月先(2025年7月17日)に設定されていますが、グラフィックの美しさから期待が集まっているゲームです。
周囲にあるすべてのオブジェクトを破壊でき、爽快感に満ち溢れたアクションを楽しめるため、日頃の業務でストレスを抱えている方に向いています。
破壊したオブジェクトを道具として活用できたり、宝物を集められたりしてアドベンチャー要素も充実しているので、スーパーマリオオデッセイ好きな方にもおすすめです。
カービィのエアライダー


カービィのエアライダーは、2003年7月に発売されたカービィのエアライドの続編で、2025年中に発売される予定です。
スーパーマリオカートと同じように他のキャラとレースを行いますが、アイテムの代わりにコピー能力で妨害を行います。
操作は単純ですが、クセの強いエアライドマシンが勢ぞろいしているため、マリオカートだけでは物足りないヘビーゲーマーの方におすすめです。
サイバーパンク2077


サイバーパンク2077は、ナイトシティの捜索を行うオープンワールドゲームで、ゲーミングPCだけでなくNintendo Switch2でも遊べます。
上限フレームレートは40fpsに抑えられていますが、問題なく動作するため、少ない予算でサイバーパンク2077を楽しみたい方におすすめです。
TVモードで遊ぶ場合は、120Hz以上のモニターを用意しないと、パフォーマンスモードが使えない点に注意しましょう。


スプラトゥーン3


スプラトゥーンシリーズの最新作のゲームで、Apex Legendsと同様に3人1チームで部隊を組みますが、ブキ(武器)を使ってエリアを塗りつぶし合うのが特徴です。
ヒーローモードで射撃訓練を行えるため、FPSゲームを始めてプレイする、初心者ゲーマーの方におすすめです。
ゲーミングPCでは遊べない任天堂のゲームタイトルなので、スプラトゥーン3を楽しみたい方はNintendo Switch2を購入しましょう。
Fortnite(DirectX12)


建築系のFPSゲームであるフォートナイトでは、クラフト機能を使いながら撃ち合って、ビクトリーロイヤル(1位)を目指します。
現時点ではフレームレート上限が60fpsに抑えられているので、カジュアルゲーマーにしかおすすめできませんが、将来的には120fpsで運用できる可能性があります。
144fpsのヌルヌル映像でガッツリ楽しみたい方は、フレームレート上限のないゲーミングPCを選びましょう。
任天堂のソフトを遊びたい方はNintendo Switch2がおすすめ!
任天堂ソフトはPS5 ProやゲーミングPCでは販売されていないため、ゼルダの伝説やマリオシリーズのゲームを遊びたい方はNintendo Switch2がおすすめです。
2025年6月時点では品薄で入手困難な状態ですが、どうしても任天堂の最新ソフトを遊びたい方は、Nintendo Switch2の抽選販売に応募してみましょう。
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