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第13世代Core i7搭載ゲーミングPCの性能・価格は?BTOパソコンのモデル別に徹底比較

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20万円以上するハイスペックゲーミングPCを注文するなら、お得に購入できる製品を手に入れたいですよね。

そこで今回は、1世代前の第13世代 intel Core i7シリーズの性能を解説した上で、コスパ最強のおすすめゲーミングPCを紹介します。

高性能GPUで定評のあるRTX4070シリーズ搭載モデルを中心に、Apexを含めた各ゲームのベンチマーク結果を取り上げます。

GPUとCPUの組み合わせ相性表についても取り上げるので、ボトルネックが発生しないか気になる方は、続きの内容を読み進めてみましょう。

目次

第13世代Core i7シリーズの特徴

2022年の9月末に販売された第14世代Intel Core i7シリーズは、16コア24スレッドからなるハイスペックCPUで、CinebenchにおいてCore i5-14400比で1.5倍以上のスコアを叩き出します。

ここでは、最新の第14世代Core i7シリーズとCore i5シリーズなどと比較した、第13世代Core i7シリーズの特徴について解説していきます。

Core i7 13700シリーズの価格・性能

スクロールできます
デスクトップ用
モデル一覧
Core i7-13700Core i7-13700FCore i7-13700KCore i7-13700KFCore i7-13700T
希望小売価格
(販売価格)
$384
(59,340円)
$359
(58,016円)
$409
(62,978円)
$384
(59,480円)
$384
(完売)
アーキテクチャRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor Lake
ソケットLGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700
Pコア/Eコア/スレッド8/8/248/8/248/8/248/8/248/8/24
ベース/最大クロック2.10 GHz/5.20 GHz2.10 GHz/5.20 GHz3.40 GHz/5.40 GHz3.40 GHz/5.40 GHz1.40 GHz/4.90 GHz
L3キャッシュ30 MB30 MB30 MB30 MB30 MB
最大消費電力219 W219 W253 W253 W106 W
内蔵グラフィックIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770
発売日2023年1月4日2023年1月4日2022年9月29日2022年9月29日2023年1月4日
Core i7 13700シリーズの価格・性能表(※販売価格は時期によって変動します)

第12世代以降のIntel CPUでは、処理性能と省電力性のバランスを両立するために、ベースクロックを抑えつつ最大コアクロックを高めています。

車のエンジンのように、普段は回転数(クロック数)を最小限に抑えてアイドリング状態を維持し、負荷の重い動作でクロック数をガツンと上がるのが第13世代CPUの特徴です。

第12世代のCore i7シリーズよりもさらにEコアを4つ追加した上で、クロック数を高めることで、Core i7 12700シリーズよりも性能を高めています。

モデル内のグレード

文字意味こんな人におすすめ
Fグラフィック機能省略GPUを積むからグラフィックはいらない
Kオーバークロック可能強力クーラーでガンガンオーバークロックしたい
T省電力版電気代を節約しないと家族に怒られる
CPUの型番の最後に付く接尾辞(文字)の意味

Core i7-13700シリーズは、Core i7 12700シリーズと同様に以下の2種類のコアが混在していますが、16コア24スレッドに増強されています。

  • Pコア(処理性能に優れたPerformanceコア)
  • Eコア(省電力性に優れたEfficiencyコア)

ベースとなるモデルはCore i7-13700となりますが、CPUのスペック・機能の違いにより、以下の3種類の記号が付く場合があります。

文字意味こんな人におすすめ
Fグラフィック機能省略GPUを積むからグラフィックはいらない
Kオーバークロック可能強力クーラーでガンガンオーバークロックしたい
T省電力版電気代を節約しないと家族に怒られる
CPUの型番の最後に付く接尾辞(文字)の意味

内蔵GPUではまともにオンラインゲームを動かせないため、PCゲーマーはグラフィック機能が省かれていて安価なF付きモデルが最適です。

実際に、F付きのCore i7-13700KFは、Core i7-13700Kより2,500円安く販売されているので、PCゲーマーには魅力的なCPUです。

ただし、取扱ショップによって販売価格が変わるため、「A店のCore i7-13700KFよりB店のCore i7-13700Kの方が安い」というケースも生じ得ます。

少し性能に劣るTに手を出さない限りは、4Kゲーミングや動画編集も問題なく行えるため、最安値で販売されているCPUを選べば大丈夫です。

無印のIntel Core i7-13700はCore i5-13400の1.5倍の性能を持つ

数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Core i5-13400428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
各CPUモデルのフレームレート一覧表(第13世代Core i7 vs 第13世代Core i5)

第13世代はCore i5のスペックも大幅に改善されましたが、無印のIntel Core i7-13700であっても、Core i5-13400の1.5倍のゲーミング性能を持ちます。

競技性の高いFPSゲームであれば、240~300fpsまで映像の滑らかさが改善されるため、Core i7-13700シリーズを選べばワンランク上のゲーム体験を得られます。

販売価格も6万円とそこまで高くないので、Core i9-13900K・14900Kといった、ハイエンドCPUに手が届かない方におすすめです。

表はあくまで「CPUがフル稼働した」場合の数値なので、熱暴走によりCPUのクロック数が落ちないように、冷却性能に優れたCPUクーラーを用意しましょう。

Core i7 13700シリーズと現行GPUの相性早見表

13700との相性フルHD解像度
(1080×1920)
WQHD解像度
(1440×2560)
4K解像度
(2160×3840)
RTX4090✕(CPU不足)×(CPU▲45%)×(CPU▲30%)
RTX 4080 SUPER
(RTX4080)
×(CPU▲45%)×(CPU▲35%)△(CPU▲20%)
RTX 4070 Ti SUPER×(CPU▲35%)△(CPU▲25%)〇(CPU▲10%)
RTX 4070 Ti△(CPU▲25%)〇(CPU▲15%)◎(CPU▲5%)
RTX 4070 SUPER△(CPU▲20%)〇(CPU▲10%)
RTX 4070〇(CPU▲15%)〇(GPU▲10%)
RTX 4060 Ti
(RTX 3070)
◎(GPU▲5%)△(GPU▲20%)✕(GPU不足)
RTX 3060 Ti〇(GPU▲15%)×(GPU▲30%)✕(GPU不足)
RTX 3060×(GPU▲30%)×(GPU▲40%)✕(GPU不足)
RTX 3050
(GTX 1660 SUPER)
×(GPU▲50%)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
GTX 1650✕(GPU不足)✕(GPU不足)✕(GPU不足)
Core i7 13700と現行GPUの相性早見表

1世代前のハイスペックCPUであるCore i7 13700シリーズでは、どのようなGPUが合うのか気になる方もいますよね。

解像度によって最適なGPUは異なりますが、WQHD解像度以下ではRTX 4060 Ti・RTX 4070、4K解像度においてはRTX 4070 SUPER・4070 Ti SUPERが組み合わせとして最適です。

他CPUとのベンチマーク結果・ゲーミング性能の比較

ここでは、他のIntel・RyzenシリーズのCPUとベンチマーク結果を比較した上で、Core i7 13700シリーズのゲーミング性能について解説します。

最新の高性能CPUである、Core i7 14700シリーズとの性能差を知りたい方は、続きの内容を読み進めてみましょう。

比較対象となるCore iシリーズ・RyzenシリーズのCPU一覧表

RyzenシリーズやIntelシリーズのCPUのスペック表を作ってみましたが、以下の性能・価格の一覧表(クリックすると表示されます)を確認しても、項目が多すぎて単なる文字の羅列に見えがちです。

各CPUモデルのスペック・価格の一覧表
スクロールできます
Core i7-13700Core i7-13700KRyzen 9 7950XRyzen 9 7950X3DRyzen 9 7900XRyzen 7 7700XRyzen 9 5950XRyzen 7 5700XCore i9-13900Core i9-13900KCore i9-13900KSCore i5-13400Core i5-13500Core i5-13600KCore i7-14700Core i7-14700KCore i7-12700Core i7-12700K
メーカーIntelIntelAMDAMDAMDAMDAMDAMDIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntelIntel
アーキテクチャRaptor LakeRaptor LakeZen 4Zen 4Zen 4Zen 4Zen 3Zen 3Raptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor LakeRaptor Lake-S RefreshRaptor Lake-S RefreshAlder LakeAlder Lake
プロセス10nm10nm5nm5nm5nm5nm7nm7nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm10nm
ソケットLGA1700LGA1700AM5AM5AM5AM5AM4AM4LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700LGA1700
総合コア数
(Pコア+Eコア)
1616161612816824242410141420201212
Eコア数88161616488121244
スレッド数242432322416161632323216202028282020
ベース/最大クロック(P)2.1/5.2GHz3.4/5.4GHz4.5/5.7GHz4.2/5.7GHz4.7/5.6Ghz4.5/5.4Ghz3.4/4.9Ghz3.4/4.6Ghz2.0/5.6Ghz3.0/5.8Ghz3.2/6.0Ghz2.5/4.6GHz2.5/4.8GHz3.5/5.1GHz2.1/5.3GHz3.4/5.5GHz2.1/4.9GHz3.6/5.0GHz
ベース/最大クロック(E)1.5/4.1GHz2.5/4.2GHz1.5/4.2Ghz2.2/4.3Ghz2.4/4.3Ghz1.8/3.3GHz1.8/3.5GHz2.6/3.9GHz1.5/4.2GHz2.5/4.3GHz1.6/3.6GHz2.7/3.8GHz
L3キャッシュ30MB30MB64MB128MB64MB32MB64MB32MB36MB36MB36MB20MB24MB24MB33 MB33 MB25 MB25 MB
PassMarkスコア379184661563028625865199636071457142673748062594276184924974320703818349061536783086134663
TDP(PL1)65 W125 W170 W120W170W105W105W65W65 W125 W150 W65W65W125W65 W125 W65 W125 W
最大消費電力(PL2)219 W253 W230 W162W230W142W142W76W219 W253 W253 W148W154W181W219 W253 W180 W190 W
内蔵GPUIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Radeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsRadeon GraphicsIntel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770Intel® UHD Graphics 770
対応メモリ128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB128GB
メモリ周波数上限DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR5:5200MHzDDR4:3200MHzDDR4:3200MHzDDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:5600MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
DDR5:4800MHz
DDR4:3200MHz
PCI-Express5.05.05.05.05.05.04.04.05.05.05.05.05.05.05.05.05.05.0
希望小売価格$384$409$599$699$549$399$799$299$549$589$689$221$232$319$384$409$373$450
発売時期2023年1月4日2022年9月29日2022年9月30日2023年1月6日 2022年8月30日2022年8月30日2020年10月9日2022年3月22日2023年1月3日2022年9月29日2023年1月13日2023年1月3日2023年1月3日2022年10月20日2024年1月9日2023年10月17日2022年1月5日2021年11月4日
各CPUモデルのスペック・価格の一覧表

そこで、各モデルの違いが分かりやすく把握できるように、TOPCPUのベンチマーク結果をグラフにしてまとめてみました。

各CPUのシングルスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

「intelはシングルスレッド、AMDはマルチスレッド性能が高い」とよく言われます。

実際に、無印のCore i7-13700でも、AMD Ryzen 9 7950Xとほとんど変わらないシングルスレッド性能を持ちます。

しかし、ゲームに要求されるのは、すべてのCPUコアを使ったマルチスレッド性能となるので、マルチスレッドのベンチマーク結果を見てみましょう。

各CPUのマルチスレッドのベンチマーク結果(クリックで出典のTOPCPUへ飛びます)

AMD製CPUのハイエンドモデルである、Ryzen 9 7900Xや5950Xには引けを取りましたが、Ryzen 9 7900を上回るスコアを叩き出しました。

AMD RyzenシリーズとCore i7 13700シリーズの比較

ここでは、Core i7 13700シリーズのライバルとなる、AMD Ryzenシリーズとのゲーミング性能の違いを比べてみました。

GPUは最も高性能なRTX4090と仮定した、フレームレートの値は以下の表のとおりです。

各CPUモデルのベンチマーク結果(Intel Core 7 13700シリーズ vs AMD Ryzen 9シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Ryzen 9 7950X X3D1353458812517348
Ryzen 9 7950X1323448794517341
Ryzen 9 7900X854289512403220
Ryzen 9 5950X656222394310169
Ryzen 7 5700X374155225177135
各CPUモデルのフレームレート一覧表(Intel Core 7 13700シリーズ vs AMD Ryzen 9シリーズ)

フラッグシップモデルであるRyzen 9 7950Xには大きな差を付けられましたが、Core i7-13700K(F)であればRyzen 9 7900Xよりも高いフレームレートを出せます。

また、無印のCore i7-13700(F)においても、Ryzen 9 5950Xよりもゲーミング性能が優れていることが分かります。

FPSゲームの実用性能は240~300fpsあたりで頭打ちとなるので、高性能なGPUさえ用意すれば最高クラスのゲーム体験を実現可能です。

Core i7 14700シリーズとCore i7 13700シリーズの比較

AMD Ryzenシリーズと同様の比較方法で、最新モデルであるCore i7 14700シリーズとフレームレートの数値を比べてみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 7 14700シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Core i7-14700(F)937306562440241
Core i7-14700K(F)1000326326469257
各CPUモデルのフレームレート一覧表(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 7 14700シリーズ)

CPUがボトルネックになる構成(RTX 4090搭載)で測定してみたところ、Core i7 14700シリーズの方がゲーミング性能に優れています。

Core i7 13700シリーズと同程度の値段で購入できるため、コスパを重視する方はCore i7 14700シリーズを選んだ方がいいです。

Core i7 12700シリーズとCore i7 13700シリーズの比較

次に、Core i7 14700シリーズの時と同じ比較方法を用いて、型落ちモデルのCore i7 12700シリーズとフレームレートを比較してみました。


各CPUモデルのベンチマーク結果(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 7 12700シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Core i7-12700(F)580200367232137
Core i7-12700K(F)710233428335182
各CPUモデルのフレームレート一覧表(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 7 12700シリーズ)

Core i7 12700シリーズの製品に比べて、20~25%ほどフレームレートの数値が大きくなることが分かりました。

2世代前のCore i7-12700だと、最新世代のCore i5-14600Kのスペックを下回るため、高性能なCPUを求めている方は13700あるいは14700シリーズを選びましょう。

Core i9 13900シリーズとCore i7 13700シリーズの比較

Core i7 13700シリーズの上位モデルである、Core i9 13900シリーズとゲーミング性能を比較してみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 9 13900シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Core i9-13900(F)897304538424231
Core i9-13900K(F)1153359692517297
Core i9-13900KS1270430762577327
各CPUモデルのフレームレート一覧表(Intel Core 7 13700シリーズ vs Intel Core 9 13900シリーズ)

第13世代の最高級CPUであるCore i9-13900K・Core i9-13900KSでは、Core i7-13700シリーズよりも圧倒的に高いフレームレートを叩き出しました。

価格は9万円程度と、Core i7-13700シリーズの1.5倍近い値段がしますが、CPUのスペックにこだわる方にはおすすめです。

ただし、ハイエンドCPUであるCore i9の性能を引き出すためには、強力なGPUとCPUクーラーが必要になります。

ゲーミングPCの構成によっては、「CPUに3万円の追加費用をかけた分の性能向上」が実現しないケースもある点に注意しましょう。

第13世代Core i5シリーズとCore i7 13700シリーズの比較

最後に、Core i7 13700シリーズの下位モデルに該当する、第13世代Core i5シリーズ(13400・13500・13600K)と比べてみました。

各CPUモデルのベンチマーク結果(Intel Core 7 13700シリーズ vs 第13世代Core i5シリーズ)
数値:平均fps(QHD Ultra)VALORANTAPEX LEGENDS
(※上限300fps)
FortniteFF15Escape From Tarkov
Core i7-13700(F)725250459331196
Core i7-13700K(F)877287528414225
Core i5-13400428150263198128
Core i5-13500573198363262168
Core i5-13600K(F)659228420302180
各CPUモデルのフレームレート一覧表(Intel Core 7 13700シリーズ vs 第13世代Core i5シリーズ)

やはり、Core i7 13700シリーズの方が、第13世代Core i5シリーズよりも優れていますが、Core i5-13600KはCore i7-13700に迫る数値を叩き出しました。

しかし、Core i5-13500・Core i5-13600K搭載モデルは、BTOメーカーのゲーミングPCにはほとんど搭載されていません。

ApexなどのFPSゲームをヌルヌル映像で楽しみたい方は、Core i7 13700シリーズ搭載モデルを選びましょう。

他CPUとの比較まとめ

各CPUモデルのベンチマーク結果(Apex Legends)

今回比較したCPUの、Apex Legendsのベンチマーク結果をグラフにしてまとめてみました。

最高級CPUの飛びぬけた性能が目につきますが、映像の滑らかさは240fpsを超えると頭打ちになるため、驚くほど体感性能が変わる訳ではありません。

高い処理性能を持つハイエンドCPUは、スペックが高くなるほど消費電力や発熱量が大きくなり、逆に扱いづらくなります。

販売価格もCore i7 13700シリーズで6万円台と高価なため、短絡・静電気で故障する自作PCに組み込むのは、心理的なハードルが高くなりがちです。

そこで、自作パソコンの組み立てに踏み切れない方に向けて、第13世代Core i7搭載ゲーミングPCのおすすめモデルを紹介していきます。

おすすめの第13世代Core i7搭載ゲーミングPC4選

マウスコンピューターを含む以下の4社のBTOメーカーから、第13世代Core i7を搭載したモデルが販売されています。

ここでは、コスパに優れた第13世代Core i7搭載ゲーミングPCのおすすめ製品を、メーカーごとに1つずつ紹介するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

G-Tune DG-I7G70(マウスコンピューター)

マウスコンピューターのCore i7-13700F搭載ミドルタワーゲーミングPCで、ハイスペックGPUであるRTX 4070が使われています。

32GBメモリが搭載されていてパルワールドも快適に遊べるので、オープンワールドゲームをガッツリ遊びたいヘビーゲーマーの方におすすめです。

価格は269,800円と高めですが、3年間の標準保証が付いているため、長期間使い続けられるのも魅力です。

おすすめ度
価格(税込)269,800円
CPUIntel Core i7-13700F
GPUGeForce RTX 4070
メモリDDR5-4800 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS BRONZE
G-Tune DG-I7G70(マウスコンピューター)の性能表

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G-Tune DG-I7G7S(マウスコンピューター)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
202fps
(▲1%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
159fps
(0%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
96fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
75fps
(▲5%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
55fps
(▲2%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
30fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
490fps
(▲5%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
402fps
(▲2%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
350fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

重量級のオープンワールドゲームになると、4K解像度では力不足気味ですが、WQHD画質であれば快適にゲームを行えます。

Core i5-14400に比べるとCPUとGPUがバランスはいいので、ボトルネックが少ないハイスペックゲーミングPCを求めている方におすすめです。

FRGHB760/M306(フロンティア)

フロンティアのGHシリーズのゲーミングPCで、RTX 4070 SUPERとCore i7-13700Fを搭載しています。

32GBの大容量メモリと1TB SSDが使われているのにも関わらず、244,800円で購入できるため、コスパ最強のハイスペックPCが欲しい方におすすめです。

3月29日までの台数限定販売モデルとなるので、気になる方は販売が終了する前に早めに購入しましょう。

おすすめ度
価格(税込)244,800円
CPUIntel Core i7-13700F
GPUGeForce RTX 4070 SUPER
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB NVMe
HDD:無
電源850W 80PLUS GOLD
FRGHB760/M306(フロンティア)の性能表

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期間限定セールが安すぎるBTOメーカー

FRGHB760/M306(フロンティア)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
252fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
245fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
148fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
86fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
61fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
34fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
528fps
(▲8%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
443fps
(▲4%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
402fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

RTX 4070に比べてグラフィック性能が改善され、パルワールドの4K解像度においても60fpsを実現できるため、最高画質でゲームを遊べます。

20万円台前半で買える関係でコスパも非常に良いので、なんでもできるゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。

PG-PSKXB7T(ストーム)

ストームのCore i7-13700F搭載ミドルタワーゲーミングPCで、4K解像度でも快適に遊べるRTX 4070 Tiが採用されています。

即納モデルですぐに商品が発送されるので、ゲーミングPCを早く手に入れたい方におすすめです。

鏡界・新界シリーズほどの美しさはないものの、かっこよく光るゲーミングファンが搭載されているのも魅力です。

おすすめ度
価格(税込)268,800円
CPUIntel Core i7-13700F
GPUGeForce RTX 4070 Ti
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB NVMe
HDD:無
電源850W 80PLUS GOLD
PG-PSKXB7T(ストーム)の性能表

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PG-PSKXB7T(ストーム)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
270fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
260fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
159fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
96fps
(▲9%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
69fps
(▲5%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
40fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
563fps
(▲9%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
466fps
(▲5%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
420fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

RTX 4070 SUPERに比べて一回りグラフィック性能が上がり、重量級のオープンワールドゲームで有名なサイバーパンク2077でも、DLSSを入れれば4Kレイトレ画質でも快適にプレイ可能です。
(※DLSSを入れない場合は、4K解像度(最高設定・レイトレ無)で56fpsなので若干カクつきます。)

RTX 4070 SUPER搭載モデルよりも少し高価ですが、オープンワールドゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。

G-GEAR GA7J-E230/B(ツクモ)

ツクモのCore i7-13700KF搭載モデルで、標準構成はRTX 4070が使われていますが、カスタマイズ画面上でRTX 4070 Ti SUPERに変えられます。

GPUのアップグレードを行っても30万円未満で購入できるため、RTX 4070 Ti SUPER搭載ゲーミングPCを安く手に入れたい方におすすめです。

スペック表では1TB SSD(Gen3規格)と表記されていますが、Gen4規格のSSDに無償アップグレードしてもらえるのも嬉しい点です。

おすすめ度
価格(税込)291,300円
CPUIntel Core i7-13700KF
GPUGeForce RTX 4070 Ti SUPER
(標準構成はRTX 4070)
メモリDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS GOLD
G-GEAR GA7J-E230/B(ツクモ)の性能表

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G-GEAR GA7J-E230/B(ツクモ)のゲーミング性能

Apex Legends

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
275fps
(▲2%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
267fps
(▲1%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
163fps
(0%)
フレームレート一覧表(Apex Legends)

フォートナイト(DirectX12)

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
103fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
77fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
45fps
(0%)
フレームレート一覧表(フォートナイト・DirectX12)

VALORANT

フレームレート(フルHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
576fps
(▲7%)
フレームレート(WQHD解像度)
※下側の数値は減少率を示す
485fps
(▲3%)
フレームレート(4K解像度)
※下側の数値は減少率を示す
428fps
(0%)
フレームレート一覧表(VALORANT)
ゲーム性能総評

RTX 4070 Ti SUPERなら、重量級タイトルであっても4K解像度・最高設定でも60fpsを確保できるので、オープンワールドゲームもサクサク動かせます。

価格は30万円近くしますが、RTX 4080搭載モデルに比べて圧倒的に安いので、コスパを求める方はRTX 4070シリーズがおすすめです。

おすすめの第13世代Core i7搭載ゲーミングPC比較表

スクロールできます
商品名G-Tune DG-I7G70
(マウスコンピューター)
FRGBZ790/M214
(フロンティア)
PGS-K14STi47
(ストーム)
G-GEAR GA7J-E230/B
(ツクモ)
価格(税込)269,800円244,800円268,800円291,300円
CPUIntel Core i7-13700FIntel Core i7-13700FIntel Core i7-13700FIntel Core i7-13700KF
GPUGeForce RTX 4070GeForce RTX 4070 SUPERGeForce RTX 4070 TiGeForce RTX 4070 Ti SUPER
(標準構成はRTX 4070)
メモリDDR5-4800 32GBDDR4-3200 32GBDDR4-3200 32GBDDR4-3200 32GB
ストレージSSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
SSD:1TB NVMe
HDD:無
SSD:1TB NVMe
HDD:無
SSD:1TB Gen4 NVMe
HDD:無
電源750W 80PLUS BRONZE850W 80PLUS GOLD850W 80PLUS GOLD750W 80PLUS GOLD
公式サイトマウスコンピューター公式サイトFRONTIER公式サイトストーム公式サイトツクモ公式サイト
※商品価格は購入時期・オプションにより変動する場合があります。

第13世代Core i7搭載ゲーミングPCに関するよくある質問

一世代前のハイスペックCPUである、第13世代Core i7搭載ゲーミングPCに関する、よくある質問をQ&A形式で紹介します。

第13世代Intel Core i7シリーズのCPUに対して疑問点や懸念点をお持ちの方は、購入して後悔する前にチェックしましょう。

質問①:第13世代Core i7は最新世代に比べてどのくらいの性能差があるの?

第13世代Core i7は最新世代に比べてどのくらいの性能差があるの?

最新世代の3/4程度のスペックしか持ちませんが、GPUにボトルネックがない場合は、Core i5 14400の1.5倍のゲーミング性能を持ちます。

しかし、GPUが低グレードだと、ゲーミング性能ではRTX 4070・Core i5-14400搭載モデルに劣ります。

質問②:Core i7 13700シリーズは14700シリーズよりも安く買える?

Core i7 13700シリーズは14700シリーズよりも安く買える?

2024年3月時点においては、Core i7 13700シリーズと14700シリーズで価格差がほとんどありませんでした。

スペックも14700シリーズが優れているので、自作を行う方は最新のCore i7-14700(K)を選びましょう。
(※BTOメーカーの場合は在庫処分セールで安く買えるので必ずしもコスパが悪い訳ではありません。)

質問③:Core i7 12700シリーズに比べて最大消費電力(MTP)が上がった理由は?

Core i7 12700シリーズに比べて最大消費電力(MTP)が上がった理由は?

コア数とクロック数の増大により、発熱しやすくなったので最大消費電力が210Wから253Wに上がりました。

リテールクーラーだと十分に冷えない可能性が高いので、CPUクーラーは強力なものを用意しましょう。

質問④:第13世代Core i7シリーズってどのくらいの人が使っているの?

第13世代Core i7シリーズってどのくらいの人が使っているの?

2024年2月末時点のSteamの統計によると、第13世代Core i7シリーズと同じ16コアCPU利用者は全体の3.3%存在します。

ただし、AMDのRyzen 9 7950X(3D)も含まれているので、実際の利用者はもっと少ないです。

Core i5で満足できない方は第13世代Core i7シリーズがおすすめ

第13世代Core i7シリーズは、最新の14700シリーズに比べて見劣りするものの、Core i5-14400を大きく上回るスペックを持ちます。

BTOメーカーのハイスペックゲーミングPCを選んでいて、Core i5-14400ではスペック不足だと感じている方は、第13世代Core i7シリーズがおすすめです。

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