この記事では、「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」をプレイした感想を紹介します!
ここ最近発売したダンジョンRPGのなかでダントツの面白さでした。
- 感動するシナリオが最高
- 常識を超えるダンジョン探索が最高
- 奥深い戦闘が最高
「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」が具体的にどんな内容でどこが面白いのか、くわしく説明していきます。
PS4版
ニンテンドースイッチ版
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団の特徴
ダンジョン探索RPGって聞くと「迷宮のような入り組んだダンジョン」「一人称視点で探索」「マッピング」といったウィザードリィや世界樹の迷宮といったゲームを思い浮かべませんか?
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団は、そういった今までのダンジョン探索RPGのエッセンスは取り入れています。
しかし、ゲームの面白さとしては「頭ひとつ飛び抜けた完成度」でした。
常識を超えるダンジョン探索が魅力
ダンジョン探索RPGの常識ってありますよね?
- 決められたダンジョンを探索する
- 4、5人のパーティーを組んで戦闘を行う
- ストーリーはあるが、あまりグッとくる物語ではなく探索がメインコンテンツ
しかし、「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」はそんな今までのダンジョン探索RPGの常識を超える内容になっています。
- ダンジョンの壁を破壊しながら探索できる
- 戦闘に参加できるメンバーは15名(サポート枠を含めると40名)
- 意外としっかり作り込まれたストーリー性のある物語




通常のダンジョン探索RPGの常識を超えた作品が「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」なんです。
戦闘パーティーは最大40人のキャラクターが編成可能で戦略の幅がメッチャ広がる





最大40人パーティーって訳分かんなくなるよ
って思いませんか?




私も実際にプレイするまでは「絶対に小難しい設定が必要になるんじゃね」と感じていました。
しかし、仕組み自体はとても簡単です。
- 旅団は5つの「カヴン」で編成される
- カヴンには「戦闘メンバー:最大3名」と「サポートメンバー:最大5名」で編成される
- 1つのカヴンは最大8名編成、5つのカヴンがあるから最大40名のパーティーが編成できる
- 戦闘の命令はカヴン単位で行えます
攻撃・回復担当をバランス良く編成したり、ドナム(魔法)に特化させて超攻撃的パーティを編成したりとプレイヤーの思いのままに幅広いパーティー編成が可能です。
そして、最大40人のパーティと言っても、戦闘では5つのカヴンに指示を出せばOK。
戦闘中のメッセージも「R1ボタン」を押しっぱなしにしてればガンガン早送りできます。
だから、40人分の戦闘コマンドをひとつひとつ選ぶ必要がないのでサクサク戦闘が進みます。
パーティー編成には結魂書が必要


カヴン自体は、「結魂書」がないとキャラクターが配置できません。
そして、選択する結魂書によってさまざまな特徴があります。
選択する結魂書ごとに以下の内容が決まります
- カヴンの強さや特性
- 配置できる人数
- 使用できるドナムの種類(魔法や技)
- 旅団コスト(上位の結魂書ほど高コスト)
ひとつひとつ特徴の異なる「結魂書」を選んで、好きなキャラクターを配置してこだわりのパーティー編成ができます。
人を選ぶが完成度の高い濃密なストーリー展開


ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団は、CERO C(15歳以上対象)に区分けされるゲームです。
だから直接的な描写はありませんが、「残酷な性格のキャラ」「ユーモアのある下品ネタ」「暴力的な言動」など好き嫌いがハッキリと分かれるダークなストーリーです。
しかし、好き嫌いせずに全ての方にプレイして欲しいぐらいにストーリーが最高に良いです。
- 随所に散りばめられた伏線を見事に回収していく計算しつくされたシナリオ展開
- キャラクターに感情移入しまくり愛着が生まれてくる
- FF10以来で久々に感動するゲームに出会えた


探索RPGのストーリーって、正直おまけみたいなものですよね?
しかし、ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団のストーリーはメチャクチャしっかりと練られています。


物語の途中で訪れる突然の「Dead End(デッド・エンド)」で衝撃的なストーリーが待ち受けていたりします。


シュタインズゲートのようにアニメ化されてもおかしくないぐらいの出来栄えでしたね。
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団のゲームの流れ


ルフランと地下迷宮と魔女ノ旅団のゲーム内容は、以下の3つが交錯しながら進んでいきます。
- ダンジョン探索パート
- 拠点パート
- ストーリーパート
ダンジョン探索RPGって、探索がメインですよね。
だから、プレイしていくと刺激がなくなって、飽きてしまい「積みゲー」になっちゃうことが多々ありました。
しかし、ルフランと地下迷宮と魔女ノ旅団は探索とストーリーが上手く絡み合っていて常に刺激にあふれています。
プレイヤーを飽きさせず、逆に没頭させてしまうほどの上手なゲーム構成でしたね。
ダンジョン探索パート
ダンジョン探索パートでは、主に迷宮の探索をおこないます。


ダンジョンは一人称視点で進んでいくんですが、ダンジョン内が3Dで描かれているため「冒険している感」があり高い没入感が得られます。
拠点パート
拠点パートでは、主に魔女報告(ストーリー進行)や装備強化・買い物などをおこないます。


拠点では、ストーリー進行や旅団強化、買い物などダンジョン探索に向かうまでの準備が行えます。
- 魔女報告:ストーリー進行が行える
- 人形作業台:戦闘で戦う人形兵を作成や修理
- 錬金釜:装備強化や未開封アイテムの識別など
- 大商店:アイテムの売り買い
- 弟子のメモ:アイテム収集を行う簡単なクエスト
- 魔女嘆願:マナを使用してシステム面の機能追加や強化
- 記憶の書:セーブ
- 出撃:ダンジョン探索へ
ストーリーパート
ストーリーパートでは、主に濃厚な物語が展開されていきます。


ストーリーは基本的に「静止画」と「文章」のみで展開されていきます。
派手な3D映像などは一切ありません。
しかし、逆にシンプルな「静止画」と「文章」だけだからこそ、プレイヤーの脳内補完が捗り心に響く物語が作り上げられています。




プレイ開始直後は、登場人物たちに感情移入することはできませんでした。



弟子のルカが素直で可愛いキャラだな
と、あまりストーリー展開に期待はしていなかったですし。
しかし、物語が進むにつれて「登場人物たちの過去」や「数々の伏線」「予想できない大ドンデン返し」などプレイヤーをどっぷりと物語に引き込んで離さない魅力がありました。
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団をプレイした感想・評価
ノーマルエンドで泣きました


ラスボス撃破後のノーマルエンドで泣きましたね。
エンディングで流れるBGMと回想シーンで今までの冒険を振り返っていく中で、心にグッと込み上げてくる感情が湧き上がってきました。
ゲーム序盤では、物語の内容は少しも分からなかったです。
しかし、ストーリー終盤に掛けて伏線を回収しまくり終結に向かいます。





伏線の回収っぷりは、お見事!って感じでした
今までは「点と点」で点在していた物語が「線と線」で結ばれ、結果的にひとつの壮大な物語へと繋がっていきます。
是非とも感動の物語をあなたも体験してみてください。
飽きずに100時間以上のプレイができる神ゲー


ノーマルエンドをクリアするのに掛かった時間は「52時間28分」です。
途中、寝落ちや休憩を挟んでプレイしていたので実プレイ時間は40時間ぐらいですね。
そして、何より飽きるどころか最後の方になると気持ちが高ぶってくるぐらいに面白かったです。
次は2周目の周回プレイでじっくり攻略し「裏ボス撃破」と「裏ダンジョンクリア」を達成してトゥルーエンドを見たいと思います。
まだまだ、トゥルーエンドもあるし、キャラ強化を極めたりと100時間以上は飽きずにプレイできます。
圧倒的なやりこみ要素で有名な日本一ソフトウェアなのでやれることはバリバリあります。
たとえば「魂移し」という転生システムがあるので、あなただけの思い入れの深い最強キャラクター作成が可能です。
キャラクター強化を重ねて、エグいレベルの激強裏ボスを倒すのが当面の目標ですね。
魂移しによるキャラクター強化について
キャラクターたちは、人形兵という設定なので「人形から人形に魂を移す」ってことですね。
魂移しの内容については、以下になります。
- レベルが1になる
- アニマクラリティ(成長度合い)が上昇する
- 一般スキルを最大8つまで継承可能(最大保有スキル数は12)
- レベル99の場合のみ、職業の固定スキルも継承可能
「ひとつのゲームソフトを骨の髄までしゃぶり尽くしたい」って感じの方は思う存分楽しめますよ。
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団の感想・評価まとめ
ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団は、「ゲームシステム」「ストーリー」「やりこみ要素」など一般的なダンジョン探索RPGを遥かに超える面白さがあります。
未プレイの方は是非ともプレイして欲しいゲームですね。
PS4版
ニンテンドースイッチ版


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